パッケージが印象に残った缶ビール・瓶ビール2023。クラフトビールは見た目で選べ!?

2023年12月31日日曜日

Location/アメリカ Location/シンガポール Location/愛媛 Location/静岡 Location/長野 Special/オススメ紹介 Type/ボトル Type/缶

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2023大晦日です。

今回は、年末年始企画ということで、2023年に呑んだビールのうち、パッケージデザインが記憶に残った5本をご紹介します。

CDやレコードにジャケ買いという言葉がありますが、サブスク全盛の昨今は死語ですかね?思わず手にとってしまう、そんなビールたちです。味は置いといて。

これまで、タップ、缶、瓶、肴のオススメ5選をそれぞれご紹介してきましたが、今回は惜しくも選ばれなかった商品の中から選びたいと思います。

➡️タップビール5選缶ビール5選ボトルビール5選ごはん5選

では、早速いきましょう。


Name:PEANUT BUTTER MILK STOUT
Brewery:BELCHING BEAVER BREWERY(アメリカ)
Price:¥832intax 
Style:Milk Stout
ABV:5.3%
IBU:30

まずはどうです、このジャケは。落花生を握ったビーバーがインパクトありすぎます。今年のジャケパク・ナンバーワンですね。

作っているのは、ベルチングビーバーブルワリーという、2012年に誕生したカリフォルニアのブルワリーです。

さて、開けてみます。香りからしてビールを忘れさせます。まごうことなき、ピーナッツ。

これはもうビールではない。ピーナッツチョコレートを溶かした何か。それを黒ビールで割ったやつ。

とにかく、唇がベッタベタになるほど甘いです。乳糖入りですから。ぶっちゃけ、後半になるにつれ、きつくなってくるレベルです。

チョコレートケーキを食べ過ぎて、もういいよ、となる感覚。普通、ビールでこんなんならんのですよ。酔いより甘さでやられるという。

こーゆう系のスタウトってたまぁにありますが、ABV高めのやつが多い印象あるんですよね。寒菊醸造のピーナッツインペリアルスタウトもそうでした。

けど、このビーバー君は5.5%と抑えめ。個人的には、そこはなかなか高ポイントです。呑みの〆にチビリチビリとやるのに、アルコール低いと安心ですからね。

と、良い子か悪い子かわからんかったと思いますが、冷蔵庫に入ってたら、甘いもの欲しくなったときにきっと開けると思います。できれば、缶コーヒーくらいのサイズにしてくれたらありがたい。

良くも悪くも、過去最高クラスで長持ちする一杯でした。

➡️ピーナッツチョコレート入りビール!?ベルチングビーバーブルワリーのミルクスタウトスタウト


Name:ループ屋
Brewery:DD4D BREWING(愛媛県)
Price:¥770intax 
Style:Westcoast IPA
ABV:7.0%
IBU:60

続いては、愛媛のDD4Dとショートショート作家、田丸雅智氏との異色コラボです。

パッと見、単に上品でオサレなパッケージに見えますが、ショート小説が掲載されているという珍しい一本です。オモロイでしょ。

では味はどうなのか、早速開栓すると注いでいるそばから薫る柑橘系のアロマがヤバい。尋常じゃない量です。

そして口に入れた瞬間から口の中に拡がるグレープフルーツのようなビターとサワー。

IBU60という結構高めということで、とくに後々になって苦味が効いてきます。

ABV7%のハイアルなので喉元にカッときます。ボディは重めですね。グイッといきづらい側面も。

スウィーティーではありますが、後に引かないので、非常にサッパリしています。

ウエストコーストというより、ニューイングランドって印象の一杯です。カクテル感覚で呑んで頂ければ。

呑んで読んで楽しんでくださいまし!

➡️DD4D、ループ屋。作家田丸雅智氏とのコラボ!ショート小説が缶に書かれた珍しい一品


Name:XPA
Brewery:BREWLANDER(シンガポール)
Price:¥800intax 
Style:Extra Pale Ale
ABV:5.0%
IBU:-

今年呑んだ中で、最もセンスがよいとおもったのがコレ。シンガポールのブルワリー、ブリューランダーのXTRA PALE ALEです。

カラフルでポップ、思わず手に取ってしまう可愛いデザインですね。さいたまスーパーアリーナで行われたけやきビール祭りで購入したものです。

スタイルはエクストラペールエールといい、IPAほどではないけど普通のペールエールよりホップを多く使って、トロピカル感やアルコール度数を少し高めたものをいいます。

マンゴーのようなスウィーティーで爽やかなフルーティーテイストで、なかなか清々しいです。

大麦麦芽とホップだけで作ってるとは思えない華やかさ。基本的にはスッキリ路線でドリンカブルな仕上がりですが、ほどよくリッチで呑み応えもありますね。

ビターは全然感じず。軽めのフルーツカクテルのようなテイストなので、ビール苦手な方でも全く問題ないです。

こいつを最初に呑んでしまったら、フツーのラガーはビールじゃねえ、ってなるかもね。逆に。

日曜の夕暮れに「明日仕事かあ」という荒んだ心を癒したい時に摂取したい一杯です。

➡️シンガポールのクラフトビール、ブリューランダー・エクストラペールエール


Name:The軽井沢ビール ゴールデンエール
Brewery:軽井沢ブルワリー(長野県)
Price:¥330intax 
Style:Golden Ale
ABV:5.5%
IBU:-

続いては長野の軽井沢ビールと伊勢丹のコラボ?伊勢丹といえば!のタータンチェック柄を纏ったゴールデンエールです。

ハイカラさんですねえ。どうやら、2019年頃から発売され、毎年リリースされているようですね。期間限定なのかは不明です。

お年賀とかによさそうでしょ?

スタイルはゴールデンエールです。

小麦入りのビールですので、まずはこの味わいが口の中をシメます。それなりに強めに感じますので、ヴァイツェンとか得意じゃない人は避けた方がよいかも。

ゴールデンエールで感じる仄かなフルーティーな味わいはあまり感じず、どちらかというとホワイトエールに近い味わい。ビターは抑えめです。

サンクトガーレンネストビールとかのソレに比べると、随分と異なるテイストに思えます。

後味に酸味が乗っかってきて、以外にクセが強いかも。よくいうと、このスタイルでみられる薄味でモノ足りん、って印象はないです。

クラフトビールというより地場ビールと呼んだ方がイメージに近いかも。それなりにモルトの味わいが強い一杯でした。

残念ながら私はあまり好みではなかったですが、話のネタにいかがでしょう??


Name:坂本龍馬黒ビール
Brewery:日本ビール醸造(静岡県)
Price:¥600intax 
Style:Stout
ABV:7%
IBU:-

ラストは、坂本龍馬を大々的に掲げた、その名も坂本龍馬黒ビール。

この方をフューチャーした銘柄は他にもあるのでしょうが、ここまでストレートにやってるのも珍しい。迫力ありますね。

よく見ると、明治維新の勇者達の名前が刻まれています。

スタイルは、スタウトというより、ブラウンエールに近いかもしれません。真っ黒ではなく、少し焦げ茶色に近い注ぎ心地。限りなくブラックに近いダークブラウンといった感じです。

焙煎モルトのアロマが気持ちよく薫ります。

ピリッとした炭酸の舌触りがまずは特徴的です。意外にも(?)喉ごしよく、キレのある味わい。

ビターは弱めです。後味にちょこっとスウィーティーで微かな酸味があります。

濃厚でリッチなテイストではなく、それなりにコクを保ちながらもあくまでライトな印象です。アルコール7%とは思えないくらい。

明治維新を染々感じるような奥深~い味わいとはちょいと異なる印象だったので、若干肩透かし。ジャケの重厚さとはイメージ違うと感じると思いますね。

軽めのスタウトが好きな方にオススメの一杯です。

➡️坂本龍馬・黒ビール。日本ビール醸造が作るスタウトで明治維新にタイムスリップできるのか?


ということで、なかなか個性的なパッケージの5本をご紹介しました。

スタイルで選びきれない時は、ジャケ買いしてみるのも楽しいものです。皆さんもお気に入りのパッケージボトルを探してみてください。インテリアにいいしね。

2024年も素敵なクラフトビアライフを!

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