水戸の酒屋さんリカーショップキナセで仕入れたピーナッツバターミルクスタウトをご紹介します。
まずはどうです、このジャケは。落花生を握ったビーバーがインパクトありすぎます。今年のジャケパク・ナンバーワンですね。
作っているのは、ベルチングビーバーブルワリーという、2012年に誕生したカリフォルニアのブルワリーです。
オフィシャルサイトを覗いてみると、カナダやアメリカの数々のコンテストで入賞していて、なかなか優秀なビーバー君でした。
ピーナッツ入りはまだわかるが、PEANUT BUTTERっすよ。
仕様がえげつない。ピーナッツ、乳糖、チョコレート。もはやビールであることを真っ向否定した副原料。逆に潔くて素敵です。
さて、開けてみます。香りからしてビールを忘れさせます。
ピーナッツだ。まごうことなき、ピーナッツ。そしてチョコレートだ。
これはもうビールではない。ピーナッツチョコレートを溶かした何か。それを黒ビールで割ったやつ。
とにかく、唇がベッタベタになるほど甘いです。乳糖入りですから。
後味に酸味もありますが、もはやどうでもいいですね、些細なことです。
こーゆう系のスタウトってたまぁにありますが、ABV高めのやつが多い印象あるんですよね。寒菊醸造のピーナッツインペリアルスタウトもそうでした。
けど、このビーバー君は5.5%と抑えめ。個人的には、そこはなかなか高ポイントです。呑みの〆にチビリチビリとやるのに、アルコール低いと安心ですからね。
いや、しかし甘い。甘ったるい。後半になるにつれ、きつくなってきました。
胸がもたれるとゆうか。チョコレートケーキを食べ過ぎて、もういいよ、となる感覚。普通、ビールでこんなんならんのですよ。酔いより甘さでやられるという。
と、良い子か悪い子かわからんかったと思いますが、冷蔵庫に入ってたら、甘いもの欲しくなったときにきっと開けると思います。できれば、缶コーヒーくらいのサイズにしてくれたらありがたい。
良くも悪くも、過去最高クラスで長持ちする一杯でした。