前回のタップビール5選に引き続き、今回は2023下半期にご紹介した缶ビールで美味しかったトップ5をダイジェストでダダッとお送りします。
上半期の特集記事はこちらです。
詳しいレビューは、各リンクより辿ってくださいまし。では早速1本目から。
ノムクラフトブリューイングのアメリカンペールエール、テンググルーヴです。
ジャケのインパクトも一級品です。
黄色がかった小麦色という感じで、パインジュースのような色合いです。トロピカルなアロマがとてもよく感じられます。
定番のモザイク、シトラに加えてCashmere(カシミア)というホップが使われています。レモン、ライム、メロンのフレーバー、ハーブの香り、滑らかなビターが特徴のホップです。
とにかく爽やか、澄みきった青空のようにクリアな口当たりが半端なく、文句無しのフレッシュネス。
IBUが40と比較的高いですが、ちょうどよい塩梅です。むしろ、柑橘系のトロピカルとのバランスがバッチリ。
アメリカンペールエールの最高峰といって過言ではないっす。ノムクラファンのみならず必飲の一本です。
➡️ノムクラフト・テンググルーブ。和歌山のブルワリーが放つアメリカンペールエール最高傑作か?
続いては、アンテナアメリカ横浜で購入した、ココナッツ入りの黒ビールをご紹介します。マウイブルーイングの、ココナッツ・ヒヴァ・ポーターです。
その名のとおり、ハワイのマウイ島にあるブルワリーです。
設立は2005年のようですね。ハワイ州観光局のHPに紹介されてますが、ハワイで最も大きい醸造所として取り上げられています。
ある意味南国っぽくない、落ち着いた配色のカフェっぽいデザインがセンスいいっすね。
ビアタイトル通り、ココナッツ入りのビールです。
チョコレートのようなアロマ。ココナッツフレーバーがロースト麦芽にうまく乗っかってきて、フツーなポーターにはない、柔らかでマイルドなテイストを表現してくる一杯です。
心地よく残るサワー感が絶妙。そこにココナッツの独特なスウィーティーな風味が加わって、個性的なリッチ感を演出しています。
ヤシの実とウクレレを連想させる、南国ライクなポーターという感じです。
ココナッツフレーバーがとっても効いているので、チビチビと肴なしでもイケますね。マリブを晩酌している気分になります。
ココナッツと黒ビールが好きな人、どうぞ召し上がれ!
➡️マウイブルーイングのココナッツの入った黒ビール!ハワイの南国気分満載のポーターをどうぞ
続いては、気仙沼のブルワリー、ブラックタイドブルーイングのスリー・スコティッシュエールです。
ブラックタイドブリューイングは2020年に気仙沼に誕生したマイクロブリュワリー。東日本大震災の壊滅的な被災後、方々から集まってきた人達の手によって造られた醸造所です。
スコティッシュエールということで、アルコールが比較的低いながら、モルトを多く使っていて、存在感を感じることのできるスタイルです。
3周年記念作品なのだそう。
色合い通りのカラメルモルトの香りがふんわりと漂います。
アルコールが4.5%と低めのライトボディながら、物足りなさは感じません。
焙煎麦芽のテイストが爽やかに感じる、フレッシュ&ローストの結構不思議な新感覚。とても新鮮ですね。
ビターはおさえめです。モルトの甘味もちょうどよく、後味に薄目のサワー感を感じますね。
キレが大変よく、消え行くような麦茶並みの超スッキリ感。
なんかこう、イングリッシュエールの現代アップデート版とゆー感じ。クセがなくとても呑みやすいです。
バランス良好。4周年記念が楽しみになる、とくにイングリッシュエール系がお好みの方におすすめの一杯です。
➡️大宮でクラフトビールを呑めるカフェで、ブラックタイドブリューイングの3周年記念エール!
続いては、横浜ビールのグリーンシトラスピルスナーです。
横浜ビールは、1994年に日本地ビール事業研究所として設立され、1997年に横浜ビール株式会社が設立したキャリアがあります。
このビールは、2023年8月より発売された新商品です。普段は間引きされ廃棄されてしまう、小田原のあきさわ園というところの緑色の摘果みかんを使っているとのことです。だからグリーンシトラスなのですね。
アメリカンペールエール並みのフルーティーなアロマが気持ちよいです。
むちゃくちゃ柑橘系のテイストが効いたピルスナーですね、これは。みかん果汁が入っているだけあります。
以前、IPLの横浜ラガーを呑んだときも感じましたが、フツーのピルスナーにしてはビターが強いと思います。
IBU20というと、大手ビールのラガーレベルですが、本当ですかね?数値以上に強力に感じます。もちろん悪い意味ではなく。IPA派も唸らせるこのフルーティー&ビターがよい感じです。
スッキリ爽快、上質なキレ味、フルーティー、の三拍子。
ネストビールのグレフルラガーとか好きな人には絶対気に入る一杯です。
➡️横浜ビール、グリーンシトラスピルスナーが8月から発売中!ウェスティン横浜で頂きます。
ラストはこいつ。ヤッホー・ブルーイングが放つセッションIPA、僕ビール君ビール ジョーカーくんです。2023年11月14日(火) より数量限定で発売開始されておりました。
このジョーカー君は、黄色い缶の「僕ビール君ビール」のキャラクター、かえるくんのライバルという設定のようです。なんのこっちゃ、、。
スタイルはセッションIPA。IPAのフルーティーなフレーバーは残しつつ、ローアルにして呑みやすくしたものです。
注いでみると、柑橘系のアロマが無茶苦茶トロピカルに薫りますね!まるでニューイングランドスタイルIPAのような南国感がたまらんです。
オビレに弱い酸味がついてきますが、あくまでサッパリすっきり。
そしてとってもクリアで最高にフレッシュ。熱~い風呂上がりの必携アイテムですね~。やる時ゃやれる子だ、この子は。
ライトボディなのも◯。ビターが弱すぎないのも個人的にはグッドです。
味気なさを感じさせないんですよね。麦芽とホップだけなのが信じられんです。やべえ、下手したらヤッホーでナンバーワンかもしれない。
まだ売ってたらぜひぜひお試しを。
因みに、ジョーカーくんの性格は、「自分に正直な気まぐれ屋さん」だそうです。
➡️ローソンで数量限定☆ヤッホー・ブルーイング、僕ビール君ビールジョーカーくんが美味過ぎ
いかがでしたでしょうか。アメリカンペールエール、ポーター、スコティッシュエール、ピルスナー、セッションIPAと、なかなかバラエティーに富んだラインナップとなりました。
ブルワリーの所在地も和歌山、アメリカ、宮城、神奈川、長野と津々浦々いうことで、我ながら善きセレクトだったのではと。
他にも美味い缶ビールをたくさん紹介してますんで、読んでみてくださいまし。ラベル→Type→缶と展開すると検索できます♪
では。