お盆休みが近くなってきましたね。毎日くそ暑いですが、こんな時こそビールの出番というもの。
各メーカーから夏場にピッタリのテイストのビールが続々発売されており、当ブログでも幾つか紹介してきました。
そこで、今回は、これまでの2023年の夏限定醸造のビールのレビューをさらっとまとめてご紹介します。
ではいきましょう。
🍺サッポロビール/プレミアム ヱビス サマーエール
まずは、4/25より数量限定で発売された、YEBISUのサマーエールです。因みに、カタカナは正しくはヱビスです。
計15万ケースの限定なのだそうです。どんくらいもつのか、ようわかりませんが。
恵比寿さまのデザインが水色を貴重とした爽やかで夏っぽいデザインになってます。
「マンダリーナバーバリア」と「ネルソンソーヴィン」の2種類のホップに小麦が入っていて、ホワイトエールのようなまろやかさがあります。といっても小麦感は抑えめなので、ヴァイツェン系がNGの方でも大丈夫です。
ビターはノーマルのエビスよりも弱めで、呑みやすいと思います。
そして、華やかですね。夏の食卓をちょっとリッチに。って感じの一杯です。お中元にもよさそう。
大手からもう一本。夏に合うジャパニーズエールとして、23/6/27に限定発売された、サントリーのザ・プレミアム・モルツのシーサイドエールです。
公式サイトによると、「サファイアホップとエール酵母に加え、特徴的な香りをより一層引き立てる“磨きダイヤモンド麦芽”を使用することで、夏にぴったりな爽やかな香りを鮮やかに表現しました。」とのことです。
どことなくウィートなテイストを感じます。先のヱビスもそうだけど、夏のイメージってこうなんかな?それと、甘味と酸味がほんのりと感じられ、爽やかな仕上がりとなっています。
シーサイドエールというからには、もっとフルーティーでライトなテイストを想像してましたが、少しふくよかですかね?あんまり淡麗な印象はないです。
香るエールの方がシーサイドっぽいような、、。
屋台飯には合いそうなので、花火大会のときとかに持参するにはよさそうです。
🍺ブルックリンブルワリー/ブルックリンサマーエール
3本目は、ブルックリンラガーで有名なBROOKLYN BREWERYの夏限定、ブルックリンサマーエールです。
お馴染みのロゴが夏らしい爽やかな色づかいになってます。
透き通った淡いゴールド色で、これぞアメリカンペールエールという色合い。
ドライでキレのある淡麗なエール、という印象です。
モルティな味わいはほぼほぼ無く、アメリカンペールエールをさらにライトにソリッドにした感じです。
基本的に味が薄めというか、とてもシンプルでクリアなテイストです。コナビールとか好きな方にも向いてるかも。
直呑みでもよさそうなので、猛暑日にぐびっとどうぞ。
🍺サントリー/東京クラフト ヴァイツェン
再びSUNTORYより。リーズナブルにクラフトビールライクなテイストが味わえる、東京クラフトシリーズのヴァイツェンが登場です。2023/7/25より夏の数量限定として全国販売されています。
これまでの東京クラフトの夏限定といえば、爽やかIPAがあります。シーズナルビールはIPAベースのリリースが多かったですが、趣向を変えてきましたね。
ヴァイツェンはバナナの風味と云われ続けて、これまで実はイマイチピンときていなかったですが、初めてハッキリと感じました。
まさにバナナ。バナナビールです。
ビターはほぼ皆無。後味スッキリ。キリッとした酸味があり、割と強めです。
優しい味わいで、ヴァイツェンの入門編としてはうってつけの一杯です。
🍺サンクトガーレン/湘南ゴールド
続いては、神奈川県厚木市の老舗クラフトビールブルワリー、サンクトガーレンより、2023/4/14より発売された夏限定醸造品です。
湘南ゴールドとは何か。オフィシャルサイトの解説はこうです。
湘南ゴールドは、神奈川県が12年をかけて開発したオレンジで、未だ県外では入手困難な稀少品。皮がレモンのように黄色で、中身はオレンジ。他のオレンジ類を圧倒する華やかな香りを持っていて“まるで香水のよう”と言われるほど。
ほのかに薫る柑橘系のアロマがとても爽やかです。
湘南ゴールドのフレッシュな甘味が非常に心地よいですね。オレンジならではの酸味を軽やかに感じてナイスです。
ビターとのバランスも秀逸。IBU18にしては充分に存在感のある苦味を感じます。これも柑橘系フルーツによるフレーバーの影響でしょうか。
ボトルネックにSWEETS BEERと書かれてますが、そこまで甘ったるくないです。むしろ、スカッとしていて爽快感ヨシ。夏場に呑むのに最高の一杯です。
🍺サンクトガーレン/パイナップルエール
サンクトガーレンからもう一丁。パイナポーエールをご紹介します。
約600Kgのゴールデンパインを使用したフルーツビールで、2023/423より夏限定として発売されております。2019年にアメリカンペールエールをベースに作られたものを、ブリュットIPAベースでリニューアルしたのだそうです。
色はゴールド。パイナポーが入っているだけあってスウィーティーでトロピカルなアロマです。
ブリュットらしいドライな呑み心地。ニューイングランドに比べると、爽快感が高いのがこのスタイルのいいところ。
後味は、パイナポーとモルトの甘味の余韻に浸ります。ビールだから当たり前ですが、そこへキリッとしたビターがよいアクセント。
まさに夏向けの一杯です。
食事に合わせる感じではないですね。敢えて合わせるなら冷しうどんとか?
🍺木内酒造/ネストビール みかんラガー
ラストは樽生を一杯。予めお断りすると、同時期にリリースされたグレープフルーツの入った『グレフルラガーはあっという間に完売になったので、こちらももうソールドアウトの可能性あります。あしからず。
JR水戸駅直結の水戸エクセル2階にある常陸野ブルーイング水戸にて頂いたものです。
鮮やかなゴールド色がいい感じ。
一口目からミカンの風味を存分に感じます。とても呑みやすいですね。柑橘系のフレーバーが心地よく効いてきて、爽やかです。
ミカンなので甘味は抑えめ。喉ごしがよくスッキリしていて、1杯目に向いていると思います。
夏場にぐいっとイクには最適ですね。
定番のダイダイエールやちょっと前にリリースされたミカンセッションなど好きな方にオススメです。
ということで、計7本をダイジェストでご紹介しました。
ブルックリン、サンクトガーレン、ネストはフルーティーでライトボディ、ヱビスとサントリーはウィート系で爽やかさを演出している感じですね。
ぜひ呑み比べてみてくださいませ。
では。
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