2023/10/24より発売開始された、キリンのスプリングバレー、ジャパンエール〈香〉をご紹介いたします。
前回、黒ビールのアフターダークをご紹介しました。レビューはこちらです。
スプリングバレーとは、1870年に生まれた横浜の醸造所、SPRING VALLEY BREWERY(スプリングバレー・ブルワリー)をキリンが引き継いで醸造しているシリーズです。
パッケージに解説とレーダーチャートが書いてあるのがありがたいっすね。希少な日本産ホップを一部使用しているそうです。
スタイルはペールエールということで。大手のエールは割とビアスタイル不明なパターンが多いですが、しっかり分類してくれて助かります。
注ぎ方のコツまで書いてくれてます。苦味を抑えたい時は泡多め、苦味を感じたい時は泡少なめで注ぐのがお薦めなのだそうです。そうだったのか。
原材料は麦芽とホップのみです。
モルトの風味が心地よく感じる良好なアロマです。キレイなゴールド色をしています。
一瞬、ライスエールかと思わせるコクが印象的な一杯。
缶の星取では、ビターが4評価でしたが、そんなに高いかなあ。たしかにピルスナーよりは高いかもですが、一般的なペールエールレベルだと思います。
麦の甘味を仄かに感じますが、基本はスッキリです。
アルコールは6%と程よいボディ。細すぎず太すぎずで、爽やかさとリッチさの両立されたバランスです。
琥珀系ペールエールの落ち着いた味わいと、ピルスナーのスッキリさを併せ持っているといえます。
フルーティーな味わいはあまりなかったので、アメリカンペールエールとはちょいと異なる感じです。
このへんが類似テイスト。お気に召したらお試しを。
いかにも大手クラフトビールというような、呑みやすさで、食卓で呑みたいビールに仕上がっていると思います。ディナーのお供にどうぞ。