ベルジャンコーストIPA。なんそれ?って商品を見つけたのでご紹介します。
Blasserie St.Feuillienというベルギーのブルワリーのビールです。サンフーヤンと読みます。2023で創立150周年を迎えた伝統ある醸造所です。
このビールは、元々は10年前の2013年に創立140周年を記念して作られた、アメリカサンディエゴとのグリーンフラッシュブリューイングとのコラボビールなのだそうです。
それが、オリジナルレシピの元で復刻されたのが今回の商品のようです。150周年だからかな?
ともあれ、ネットで情報漁ると、色んなパブで好評を博していたようなので、また呑めるようになり、なによりですわ。
サイドに外国語でなんか書いてあります。下の方に使用ホップが紹介されてますね。7種類のホップが使われていて、ビタリングに使用されることの多いらしいブルワーズゴールドとマグナム、アメリカ産の柑橘系アロマホップの代表格であるモザイク、シトラ、カスケードがモリモリです。
仕様です。原材料に、ビールではあまり目にしない添加物が色々書かれています。糖類、乳酸、塩化Ca、酸化防止剤(ビタミンC)。
さて、開栓します。ベルジャンコースト、というだけあって、なかなかのフルーティーなアロマ。
そして、なかなか強めのビターに柑橘系のトロピカルフレーバー。これはまごうことなきアメリカンスタイルのIPAです。
これまで呑んだベルギービールの中で、最もベルギーっぽくないテイストですね。ベルギーっぽさといったら、ウィートテイスト、複雑なリッチ感、まろやかなフィニッシュといった印象でしたが、その辺りは鳴りを潜め、フルーティーで力強いビターが楽しめる一杯に仕上がってます。
アルコール5%のドリンカブルなボディですが、呑み応えも十分です。
欧州IPAでみられるモルティな味わいも割と弱めですね。よぉく気をつけて呑むと、モルトの甘味はほんのり感じられます。
そして、非常にクリアで爽快感バッチリ。
こりゃウマイわ。いや、意外性が加わっているので過大評価になってるって話もありますが。
ウエストコーストスタイルIPAと同じ感覚で呑んで頂いて無問題です。ちょっと異なるところを見つけようと気をつけて呑んでみましたが、とくに見つからず、気づいたら無くなってしまいました。オススメです!
お気に召したらこの辺もお試しくださいませ。