サントリーが放つクラフトビールブランド、と豪語してよいかはさておき、市販大手ラガー勢とは少々趣の異なる東京クラフトシリーズのIPAをご紹介します。
これまで、東京クラフトシリーズのIPAは幾つか紹介しきましたが、いずれも季節限定モノで、通年商品の「IPA」としては初となります。
フラッグシップは、こちらのペールエールとなると思います。
SUNTORY TOKYO CRAFT ペールエール
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そういえば、パッケージが変わってましたね。
仕様です。IPAらしくアルコールが7%とちょい高め。秋限定品の香ばしIPAと同等です。
注いでみます。
透き通ったディープゴールド。IPAらしい色っすね。
一口目は、IPAにしてはビターは弱めだな、という印象でしたが、2口目以降、徐々に勢力を増してきます。
麦のコクや甘味もそれなりにありそうですが、そこに覆い被さってくる感じ。シトラホップの爽やかさはほのかに感じます。
フルーティーさはウエストコーストスタイルに比べると控えめで、ストロングなIPA。アルコールが7%あるせいか、なかなかリッチです。味が濃いっすね。
オリオンの75ビールIPAに似ているかも。そういえば色合いも近いし。
オリオン75ビール・IPA。リニューアルされたそのテイストは?
ゴールド色でシークァーサーのキーワードが頭にあると意外に感じる濃いめの色あいです。とりあえず、麦のスウィーティーなテイストと、少し後味にくるビターが特徴的。流行りのアメリカンIPAとは一線を画すテイストです。南国っぽさはあまりありません。もっとフルーティーかと想像してましたが、もっと腰の入った感じ。
大手にしては振りきれている方なのかもしれないです。ただ、ずっと呑んでると少々飽きてくるというか、苦味が少々嫌味になってくる感じが惜しいっす。
では。