群馬県高崎駅からローカル線上信電鉄に揺られること約40分。上州富岡駅から徒歩5分ほどにあります、上州富岡ブルワリーにやって来ました。
ローカル線のプチ旅行ということで、少々テンション上がります。天気もいいし。
上信電鉄はこんなボディです。なかなか可愛いですね。
こちらは上州富岡駅付近の様子。そう、この駅は世界遺産、富岡製糸場の最寄り駅なのです。写真にうつっているのは、駅から徒歩1分の旧富岡倉庫。
駅前から、なんの変哲も生活道路をとぼとぼ歩いていくと、お目当てのブリュワリーに辿り着きます。
入口の様子。営業中です。ちょびっとだけ扉開けるのが躊躇われる感じ。
上州富岡ブリュワリーの開業は2021年。店長によると、開業間もなくマンボウの憂き目に遭遇したとのこと。
こぢんまりとしたカウンター中心の店内。平日の16時台ということで、来客は私だけでした。早くからオープンして頂き、大変ありがたい。
なんといっても特徴的なのが、この食券スタイル。前払いのとこは数多くあれど、なかなかこのようならーめん屋のようなシステムを取り入れているお店は珍しい。
タップリストというものはなく、コの字居酒屋のようにカウンター上部にメニューが記載されているのみ。
リストはこんな感じです。この日は10種類のタップが呑めるらしい。
ゆず、キウイ、うめなど、なかなか気になるフルーツ系が並んでます。ちゃんとIBUまで書いてあるのはありがたいですね。
一杯目は「エール」を注文することにします。
メニュー板では「クリスタルエール」。
まあ気にしないでおきます。
色合いは、濁った淡めのゴールド。大麦の香りを感じます。
メニューに書かれたフルーティーなアロマや酸味はあまり感じず。
少なくとも、柑橘系のフレーバーは皆無ですね。どちらかというとヴァイツェンのようなバナナ風味のフルーティーさ、なら微かにあるかも。
クリスタルエールって馴染みのないスタイル(なんかな?)ですが、新潟のスワンレイクビールが放つそれは、アメリカンウィート(小麦)スタイルなんですね。同類ということなら納得の風味なのですが。
また、クリスタルという割には、クリアで澄んだ味わいというより、なかなか複雑なコクがあります。とくに後味が、なんというか甘味があり、一言で表現するのが難しい、独特な深みを感じます。
そして、どちらかというと、ラガーに近いテイストです。IBUも日本大手ラガーに近い数値だし。スタイル当てクイズをやったら、私ならたぶん間違えます。
麦の存在感が非常に強く、アメリカンテイストをお好みの方には向かないと思います。
サッポロのクラシックラガーとか好きな人に向いているかも。エールらしくない『え~る』ですね。
次は『ちょこ』を呑みます~。
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