今回は、エールビールとフットボールの発祥の地英国のFULLER'S LONDON PRIDE (フラーズ ロンドンプライド)をご紹介します。
クラフトブルワリー界きっての大御所、超老舗、英国の誇り、エール界のクラシコ、初代チャンピオン(何の?)、、、前置き長くて失礼。エールビールというものを、このビールで初めて知ったという方も多いのでは。私もクラフトビール思春期に出会い惚れ込んだ一人。
コロナ前はたまに安売りしていたりして、イオンリカーで300円台で売られているのを発見して買い占めたりしたものです。
醸造元のFuller's Breweryは1845年醸造開始。ロンドンプライドが作られ始めたのは1950年代のようですね。
ペールエールとして紹介されることの多いビールで、かくゆう私もそう思い込んでいましたが、「AMBER ALE」と書いてあります。パッケージによっては「Premium ALE」だったり「ORIGINAL ALE」だったりします。ハッキリ「PALE ALE」となってる写真も見かけました。古いけど。
裏面です。アルコールは意外に(?)低めの4.7%。「伝統あるロンドンの醸造所で作られた」というだけで魅力度向上するのは日本人の性か。私だけか。
では、注いでみます。赤琥珀ともいうべき気品溢れる色合い。泡はなぜかほとんどたたず、でした。
初めて呑んだときはとてもコクのある味わいに感じたものですが、今呑むと意外にスッキリとしたライトなテイストに感じます。いや、いい意味で。
カラメルモルトのロースト感とモルトのほのかな甘味があり、少し酸味がかった、芳香なアロマがあります。華やかさと、複雑さを演出していますね。
単なるライトボディのスタイルとは一線を画している印象です。
ビターはほとんど感じず。35もないと思うがな、、。
アメリカンアンバーとは一味違う、クラシカル感溢れるテイストです。やっぱりね、プライドですよ、大事なのは。
クラフトビール入門時に出逢って感動したビールって、改めて呑んでみると「こんなモンだったっけ?」と感じることも少なくないですが、そこは流石にイングランドの栄光。肥えた喉にもしっかりと応えてくれました。
ヒストリカルなエールに触れてみてはいかがでしょうか。
では。
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