世界遺産・富岡製糸場の近くで呑めるクラフトビール・上州富岡ブルワリー。「え~る」
群馬県高崎駅からローカル線上信電鉄に揺られること約40分。上州富岡駅から徒歩5分ほどの上州富岡ブリュワリーにやって来ました。ブリューパブではあまり見かけない、食券スタイルでの前払い制。こぢんまりとしたカウンター中心の店内で、16時からやっているのはありがたい。まずは「エール」の大をぐいっと頂きます!
真っ黒ないでたちで登場です。泡加減が素晴らしく、食品サンプルのような安定感のある出来映え。最後の晩餐と収まるとこーゆう作品のようですね。黒いロングスカートの貴婦人に見えてきます(大袈裟)。
既に焙煎麦芽臭が漂っており、期待感が膨らみます。
甘味はあまり無く、非常にハードボイルドなテイストです。
大人の、ビールです。(当たり前)
カカオ風味のスタウトはスウィーティーでデザートビール的なテイストものが割りとよくありますが、そういうのを期待すると裏切られます。
ロースティな風味抜群。チョコレートモルトによるビターの塩梅がちょうどよくてナイスです。「深い苦み」とメニューに書いてありますが、強いというより正に奥深いビターです。
アルコールがさほど高くないので安心感ありますね。。重すぎず軽すぎず。そしてほどよい酸味。ショコラスタウトとしては、理想的なバランスに近いのでは。
さて、フードメニューを一品ほど紹介します。
おつまみに頼んだ骨付き辛うまチキン。こいつがスタウトとなかなか相性がいいのは、やはり甘味がおさえめだからですよね。
サラダにかかっているのはバジル風味のドレッシングです。コクと独特の風味でこれまたビールと良い感じ。
チキンは柔らかくてスパイシー、そしてジューシー。味付けかエスニック風味というか、単なる唐揚げとは異なる複雑な味わいです。ビールのお供には最高ですね。
因みに、フードはこんなラインナップです。黄色いボタン。後で知りましたが、ホルモン揚げがこのあたりのローカルフードとして有名らしい。惜しかった。
さて、2杯呑んだところでフィニッシュ。スタウトは武骨でなかなか好きなタイプでした。次はもちっと肴も頼んでみようかな。
近隣以外の方にはなかなか立ち寄る機会少なそうですが、富岡製糸場の観光がてら、ぜひ楽しんでみてくださいまし。
ではでは。
にほんブログ村