Dandelion Chocolate × COEDO
毎年バレンタインデーの時期に合わせてリリースされる、コエドブルワリーのチョコレートデュンケルをご紹介します。
コラボについて
このビールは、2019年以降毎年恒例となっている、アメリカ・サンフランシスコのBean to Barチョコレートブランド「ダンデライオン・チョコレート」とのコラボレーションビールです。
Bean to Bar(ビーントゥバー)とはカカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行うことを言います。
これまでのレビュー
当ブログでは2023年版より紹介してます。パッケージは↓のとおり。ほとんど変わらないですね。
2024年版のパッケージはこの通り。
チョコレートデュンケルの概況
カカオハスクというカカオ豆の外皮を採用しているビールになります、2024年からマイナーチェンジされているようです。
ハスク
オフィシャルサイトの説明によると、チョコレートに含めると雑味や口当たりが悪くなるため、製造過程で必ず取り除かれる部分なのだそうです。
が、独特のロースト感を持っているので、カカオニブ(カカオを細かく砕いたもの)と一緒に用いることで、よりカカオのキャラクターを感じるようにしているとのことです。
デュンケルとは
ラガータイプ、下面発酵のビールで、麦芽をローストしたシュバルツに近いテイストになります。シュバルツよりも低温のため、色や焙煎感が抑えめのスタイルです。
ビールのお味
さて、呑んでみます。
キンキンに冷やした状態で呑んでしまいましたが、これほ明らかに少し温度がいい塩梅で上がってきたところで呑むのが正解と思われます。
その方が甘味、酸味、ロースト感、繊細な味わいを思う存分味わえることでしょう。
冷やした状態だとキレがあり、さくっといけるブラウンラガー的な味わいを楽しめます。
スタウトよりは焙煎感軽め
下面発酵ならではの芳醇さよりもスッキリした呑み心地ですね。
もはや黒ビール、といいたいところですが、やはり、焙煎感はポーターやスタウトには劣りますよね。けど、カラメルモルトの芳ばしい風味は充分に感じることはできます。
ビターはほろ苦さを感じながらもそれほど強くなく。酸味のある後味が勝る印象です。
最後に
割りとバランスのとれた呑み心地と思います。
チョコレート風味はたしかにあるものの、どちらかと、いうと脇役かと。むしろ、その程度でよい、という方に向いているのでは。
黒及びブラウンエール好きの方に試して頂きたい一杯です。