夏の恒例企画2025 #2
今回は、2025上半期に呑んだ缶ビールで、とくに美味しかった5本をダイジェストでご紹介します!
これまでの特集
京都醸造・季節限定のホワイトIPA
まずは、京都醸造の冬の時期限定ビール2024から。➡️詳細レビューへ。
定番ビールもいくつか紹介しているので、ご参照くださいませ。➡️京都醸造の関連レビューを検索
ブルワリーについて
京都醸造はその名の通り、京都府京都市に工場を構えるブルワリー。2015年より創業開始してます。創業者の3人が青森で出会ったところがきっかけなんだそうです。
「ベルギー&アメリカ」のスタイルに特化したビールを醸造しているとのことで、クラシカルなベルギースタイルにアメリカンスタイルの息吹きを吹き込む、といったコンセプトを掲げています。
ビアスタイルはホワイトIPA
小麦麦芽とオーツ麦麦芽を使い、西海岸IPAと掛け合わせたホワイトIPAとなっています。
あまり見かけない、とおもいきや、ホップを使い始める以前から、小麦と柑橘の組み合わせは存在していたらしいです。
マイルドでクリスプな口当たりが特徴
まず柑橘系のフルーティーフレーバーがやってきて、ふわっとシルキーな泡に包まれていくような独特な流れ。柔らかくて奥深きフルーティービター、といったところか。
甘過ぎずトロピカル過ぎず、しっかりビターのパンチを効かせながら包み込む愛情どっぷりみたいな。
一筋縄ではいかない感じが京都醸造の真骨頂といったところでしょうか。なんとゆーか、一度飲んだら忘れない魅力があります。
UBPブルワリー、NZ産ホップを使ったヘイジーDIPA
続いては、賞味期限が近くなっていることからディスカウントされていたものをサッと入手した1本、ユービーピーブルワリーのAotearoaっす。➡️詳細レビューへ。
ブルワリーについて
このブルワリーは、当ブログではたくさんご紹介しています。
ワシントンホテルの一階に醸造所が併設されている異色のブルワリーです。パブとして先行オープン、ブルワリーとしては2023年に開業。
パブは、レッズの試合の日はフットボールパブとなり、たまに貸切ライブとかやってたりします。
ニュージーランドスタイルともいえる
スタイルはHazy Double IPA。ホップを通常比2倍(くらい多く)使ったビールですね。
ビールのタイトルは、ニュージーランドのマオリ族の言葉で「長く白い雲」を意味するのだそう。
さらにニュージーランド産ホップ「Riwaka」をメインに使用しています。
これぞヘイジー!な呑み心地
重たくないけどリッチなフルーティーフレーバーが最高に気持ちよい。
明日から仕事というイヤーな気持ちを奮い立たせてくれる癒し系です。
スウィーティー&トロピカルながら、余韻はすぐに覚めるので、次々に喉に補給したくなるエンドレス飲料。
アルコール8%のぶっといボディ、松ヤニを感じさせるような豊かな風味、リッチで濃厚でありながらも爽快感を忘れないバランスが最高です。
うちゅうブルーイング・ホップもりもりウエストコーストスタイルIPA
お次は、¥830税込と巷で買える宇宙ビールとしては安価だったので買ってみました。その名も「ファイアーバード」。➡️詳細レビューへ。
ブルワリーについて
うちゅうブルーイングは、山梨県北杜市に醸造を構えるブルワリー。社名は宇宙カンパニー合同会社といいます。設立は2017年。
2022年9月には、道の駅おぶちざわの隣にタップルームがオープンしてます。
ビアスタイルはDDH Westcoast IPA。
DDHはダブルドライホップの意。
「ダブルホップ」は、通常、煮沸段階でホップを投入するところを、発酵最終段階において「追いホップ」し、フレッシュなアロマを付けるテクニックがドライホッピング製法。こいつを2発やってしまう、というわけですね。
シャープに薫るトロピカル
色んなうっぶんを飛び消してくれるトロピカルなアロマが尋常じゃない。
ホップ、一体どんだけ入っているんだ?っていう、ジューシーでスウィーティーテイスト爆発。がしかし、そこはウエストコーストらしいキレのある呑み心地が炸裂です。
しっかりとリッチでありながら、抜群の喉ごしが絶妙。
日本刀並みの切れ味の酸味の後味の少なさで、非常にサッパリ感あふれる一杯です。
DD4Dの伊予柑とオーツ麦が最高のニューイングランドスタイル
続いては、DD4DブルーイングのヘイジーIPA、アマイハウマイ、です。
ブルワリーについて
ブルワリーの正確な名前は「DD4D BREWING & CLOTHING STORE」。アパレル店を営む傍らビール醸造に励むという異色のブルワリーなのです。
醸造所としての創業は2019から。こうした形態のみならず、創り出すビールも独創性溢れるものばかりで、注視しがいのある醸造所です。
ニューイングランドスタイルベース+銘品
愛媛県産の伊予柑風味が加わわってます。地元産の素材を使ってヒトヒネリ加えてくるのがDD4Dならでは。愛媛といえば柑橘フルーツっすもんね~。
さらに小麦、オーツ麦、乳糖が加わってクリ~ミ~に仕上がっている模様です。こりゃ間違いナシですね。
踊ろよ、地球人。ヤッホーの爽やかヘイジー登場
ラストはご存知、ヤッホーブルーイングより。2025年5月21日(水)から首都圏・長野県・山梨県で先行発売、2025年6月11日(水)から全国のセブン‐イレブンで順次発売された1本です。➡️詳細レビューへ。
ブルワリーについて
今更説明するまでもないですが、ヤッホーブルーイングは、長野県佐久市のブルワリーです。
第一次地ビールブームが沸き立つ1997年に誕生。ブーム終焉後は8年連続の赤字に低迷したりしたそうですが、そっから回復して今の地位に至っています。
日本のクラフトビール界のトップリーディングカンパニーとして異論は無いところでしょう。
懐かしさのあるエイリアンによるトロピカルフレーバー
例のごとく、凝った演出で呑み手を盛り上げてくれますね。以前リリースされたプロトタイプ「HAZY IPA 2024」のブラッシュアップ版といいます。
うすら濁ったグレープフルーツ100%のルックス、トロピカルなアロマが心地よく鼻腔に迎えに来てくれます。
ビターもしっかり、ハイコスパ
ヘイジーのわりにはとってもスッキリしていて、ソリッドにも感じる飲み心地。リッチな皇帝系もいいですが、ドリンカブルで非常に飲みやすいですね。
IBUは25とそんなに高くないんですが、ビターをちゃんと感じられるのが個人的にはスキ。最近は呑みやすさ重視で、ジュースかよって突っ込みそうになるヘイジーもありますからね。。
なんといってもコスパがもう。ヘイジーってホップめっちゃ使うのに、三百円台は最高過ぎです!
とゆうことで、なんと全部IPAになってしまいました。。
近年の空前のヘイジー、アメリカンIPAブームからすると供給量が他のスタイルと全然違うんすよね。。
高レートだったのが軒並みIPAだったので仕方ないとはいえ、たしかに最近英国スタイルのペールエールとか、あんましいかなくなっちゃったなと反省。
下半期はもちっと色んなスタイル紹介したいところっす。