夏の恒例企画2025 #3
クラフトビールの特徴の一つとして、個性的なパッケージデザインというのがありますね。
2025年上半期に紹介した缶ビール、瓶ボトルビールのうち、印象に残ったパッケージを5本ご紹介いたします。
これまでの特集記事はこちら
カッチョイイスパイ風ラビッツが主役のESB
まずは、個性的なパッケージデザインとレシピで楽しませてくれるブルワリー、TWO RABBITS BREWINGの本格的琥珀系エールビールです。➡️詳細レビューへ。
ブルワリー情報
トューラビッツまたの名を二兎醸造は、オーストラリア出身のショーン氏が手掛けるブルワリー。
滋賀県の、琵琶湖からも車で10分に位置する近江八幡に醸造所をもちます。
優雅でほろ苦い味わい
ファーストインパクトはESBならではの焙煎感溢れるほろ苦さが実にいいっすね。
中盤から後半にかけて豊かなサワー感が口の中一杯に広がってゆく感じ。
焦げたトーストの耳にマーマレードジャムが乗っかったかのようなファンタジスティック溢れる呑み心地です。
伊勢角屋麦酒の東京駅開業110周年記念ビール
続いて、2024/12/10より首都圏+静岡のニューデイズ限定販売、1914年に開業した東京駅の開業110周年を記念した限定特別醸造ビールです。➡️詳細レビューはこちらへ。
ノスタルジックなタッチの赤レンガ駅舎が、缶をぐるっと取り囲む素敵なデザイン。ほのぼのしていて親しみやすく、癒されますね。
金色の缶と金縁のフォントがまたスペシャル感を出してて良いです。
ブルワリー情報
ISEKADOの名で有名ですが、会社名は正確には有限会社二軒茶屋餅角屋本店といいます。
「伊勢角屋麦酒」は、二軒茶屋餅角屋本店のビールブランドです。SUNTORYのモルツ、みたいな感じですね。
創業は天正3年(1575年)、戦国時代の伊勢神宮の茶店「角屋」が原点だそうです。
IPA並みの柑橘ビターなテイスト
なかなか存在感のあるフルーティー&ビターで、第一印象、ウエストコーストスタイルIPAの予備軍みたいに感じました。
正真正銘のアメリカンペールエール。ですが、スウィーティーで、どことなく春っぽい、華やかさをもった一杯に仕上がっとります。
ヱビスビール×荒木飛呂彦、コラボレーションパッケージ缶
ジョジョの奇妙な冒険があまりにも有名な、荒木飛呂彦先生の美人画が描かれたレア缶です。➡️詳細レビューはこちらへ。
ブルワリー情報
ヱビスビールが誕生したのは、明治23年(!)。この頃は「美人画」と呼ばれる広告ポスターが展開されていたのだそうですよ。
節目となる135周年記念ということで、完全描き下ろし作品が実現したのだそうです。
ちなみに、500mlと350ml、それぞれ異なるデザインで展開されました。500ml缶の方がおしとやかな感じ?
飲み心地はいつものヱビス
当然ながら、中身は、一家に1本安心安全のヱビスクオリティとなってます。
サントリー・プレモルのような澄んだ華やかさとは異なる、ほどよくモルティ、ビールらしい苦味を持っております。久々に飲むと旨いんですよね。
クリエイティブブリューもいいですけど、やっぱこのノーマル缶の安定感は捨てがたしです。
食事のお供にも最高です。
ビアメールケルンツーリスト、ジャーマンスタイルエール
続いては、ヴォルファス エンゲルマンという、リトアニアのビール。大胆に配置された絵画風のデザインが一際目を引く1本です。➡️詳細レビューはこちらへ。
メインの絵柄もさることながら、上部が金ピカのアルミ箔で包まれているのが高級感を醸し出す、実に品格のあるパッケージとなってます。
ブルワリー情報
170 年以上の長い歴史をもつブルワリーらしい。
1853 年に実業家ラファイラス・ヴォルファス氏が醸造所を設立、。その後、1927年にフェルディナンド・エンゲルマン所有の醸造所との合併を経てリトアニア最大級のビールメーカー「ヴォルファス エンゲルマン」となった、とのことです。
ラストは、以前もこの特集に登場した、ロボットパンダのリニューアルパッケージです。
相変わらず、思わす手に取りたくなるユニークなデザインとなってますね。➡️詳細レビューはこちらへ。
因みに、旧バージョンはこちら。インパクトはこっちのがあるかも。
ブルワリー情報
米国の非営利団体B Labによる国際認証制度で、環境や社会に配慮した公益性の高い企業に与えられる「B Corporation」に認定されています。
シャキッとした飲み心地
ジャケさながらのぶっ飛んだトロピカルアロマは感じず。意外に控えめでスッと鼻に入ってくる爽やかシトラでした。
勝手にフルーティー&スウィーティーなテイストを期待してましたが、思ったよりキリッとしています。いわゆるヘイジーっぽさは控えめです。
ぶっちゃけお高いので、味だけを求めるなら、ヤッホーのエイリアンとかのがいいかな!
とゆうことで、こうして個性的なパッケージに出会えるのもクラフトビールならでは。棚を眺めるだけでも楽しいですね。
カッチョイイ缶ビール見つけてみてください♪