夏の恒例企画2025 #1
暑い日が続きますね。仕事帰りのぐいっと一杯が美味い季節となりました。
今回は、2025上半期にご紹介したタップのビールの中から、とくに美味しかった5杯を紹介していきます。
浦和ワシントンホテルで作るヘイジーIPA
まずは、JR浦和駅徒歩数分、UBPブルワリーにて呑んだ「トリックスター」です。➡️詳細レビューへ。
ブルワリー情報
ワシントンホテルの一階に醸造所が併設されている異色のブルワリーです。パブとして先行オープンして、ブルワリーとしては2023年に開業しています。
浦和レッズの試合のときは、さながらフットボールパブと化します。先日のCWCのときは早朝オープンして盛り上がっていたそうですよ!
ダンクに薫る!
タップから注がれている間から既に爆発的なフルーティーアロマ。鼻に叩っ込んできますわ。
これぞヘイジーといった濁りきったルックス。一口飲むと、ココナッツのようなクリーミーで柔らかジューシーさを誇ります。
ビールであることを忘れずにいさせてくれる塩梅でいい感じで効いてくるビターもナイスです。
ABVは6.5%と、盛大にハイアルって感じでもないのですが、気分だけで酔っぱらってきそうなリッチ&スウィーティー。カクテルグラスに注いでも通用しそうな濃厚過ぎる呑み心地です。
もはやヘイジーIPAはUBPの十八番ですね。うちゅうビール並みのクオリティといって差し支えないと思います。
バスケコート付きタップルーム、3オン3深谷のペールエール
続いては、渋沢栄一の生誕の地、埼玉県深谷市のブルワリー兼カフェレストランにて頂いた一杯っす。➡️詳細レビューへ。
ブルワリー情報
アソボットという南青山にあるカルチャー事業・地域創生・店舗開発などのコンサルティング、プランニング、デザイン企画などを手掛ける会社と、深谷市で70年にわたって地域のインフラを支えてきたセイフル株式会社が組んだ事業のようです。
なんといってもバスケコート付き、というのがレアですね。バスケチーム『さいたまブロンコス』(B3)とスポンサー契約も締結しています。
アソボットのWebサイトにストーリーが詳しく書かれていて読み応えありますので、ぜひどうぞ。
そこらのペールエールとは一線を画すスタイル
今回は珍しくビアフライトを頼んでみました。月曜はなんと半額!
ご紹介するのはLiberty's Smileというペールエールです。
カラメルモルトの風味がしっかりありながら、モッサリとしない、モード型ペールエールともいうべきスタイリッシュなテイストとなってます。
バランス良好、飽きずに呑める
クセは全然なく、ほろっと苦い。なのに呑み足りなさはゼロ。非常にバランス感覚に溢れた一杯だと思います。なので食中酒にもよさそう。
このお店は窯焼きピザがイチオシですが、とくにフォルマッジのようなたっぷりチーズ盛られたやつと良く合いそうです。
すいすいいけて飽きの来ない、おかわりしたくなる一杯です。
東京・笹塚、アワデイズブルワリー&クラブハウス、極上のIPA
お次は、渋谷区笹塚のマイクロクラフトブルワリー、アワデイズで一杯ひっかけたやつです。➡️詳細レビューへ。
ブルワリー情報
京王線笹塚駅から徒歩10分くらい。商店街を抜けた住宅街にしれっと建っています。
一階二階に分かれていて、一階はささやかな数の椅子とテーブルがある、まさにマイクロクラフトブリューパブの様相です。
オーナーによるとオープンは2022年頃だそう。開業にあたっては、かの有名な両国ポパイのオーナーに相談したのだとか。
軽めに感ずるビターでさわやかに
ファイナルディスティネーションと名付けられた、泡日々IPAの19バッチ目。バッチによってサブタイトルが変わるという、面白い試みとなってます。
IBU48から想像するとちょっと弱めに感じるビターネスが、スムースに喉を通過します。
シトラ、モザイクのアメリカンホップが鮮やかに拡がるフルーティーテイストで、アフターワークにバッチリ効きますわ。
リッチでフレッシュ!
とても味が濃いとゆうかコクがありながらも、爽快感も併せ持った両にらみのテイストがニクいっす。
複雑さはあんまり感じず、逆にそこがシンプルでよい気がします。
ビターを気持ち抑えたフレッシュなアメリカーナIPA。ペールエールのような軽さもあり、呑みやすさバッチリですね。
横浜ベイ、チェコ・プラハ老舗醸造所レシピの黒ビール
ボートクラブの並びに建ってそうな、港のボードウォークがよく似合う店構え、横浜ベイブルーリングのブラックです。➡️詳細レビューへ。
ブルワリー情報
横浜ベイブルーイングは、2011/8月、関内駅徒歩5分の場所にブルーパブを開いたところからはじまります。
2012/1月に免許取得し、オリジナルビールの製造を始めています。
2015年に戸塚に新工場を設立、2016/11月に戸塚工場製のビールが御披露目となり今に至ります。
チェコのラガーベースブラック
ラガーベースの黒ビールといえばドイツのシュバルツを連想しますが、こいつはチェコの製法。
チェコの老舗醸造所「ウ・フレク」に古くから伝わる伝統製法により仕込んだとのことです。
ロースティなアロマと芳ばしさ
ロースト麦芽の香りが、量的には少なくも清々しく薫ってきます。
ビターは控えめですが、芳ばしさがあるので体感少しアップ。甘さ控えめ。実にストイックな味わいです。
基本的にはラガーベースらしくサッパリな黒ビールなのですが、キレだけでは済まさないコクを感じさせてくれる一杯に仕上がっております。
浦和のクラフトビール専門店にて大山GビールのIPAを呑んだら最高だった!
ラストはJR浦和駅東口から徒歩5分くらい。クラフトビール専門店ビアノバ浦和にて呑んだ極上のヘイジー。➡️詳細レビューへ。
ブルワリー情報
大山Gビールの名が有名ではありますが、ひめざくら大山ブルワリーというのが正式な醸造所名のようです。会社名は「久米桜麦酒」らしい。
姫桜という日本酒を造っている酒造が手がけたビアブランドなのです。
ビアノバ浦和の店内はこんな感じっす。
甘いが疲れにキク
とってもジューシー、そしてスウィーティー。けっこうな甘さです。
とはいうものの、基本的には気分爽快、夏場の仕事終わりの一発目にグイグイいきたい、そんな一杯。いやあ、美味い。
バランスのとれたリッチ&ジューシー♪
アメリカンホップがふんだんに使われているからか、甘さの中に複雑に絡み合うリッチネスがあり、なんとも奥深きかな。
ビターはIBU40よりもちょいと弱めに感じますが、控えめながらちゃんと存在感派ある感じ。
コクとキレ、喉越し、フルーティ、全部兼ね備えた欲張りな一杯となっています。