ライティラン、クッコビール・トュイマ。フィンランド発のボック系ビールのお味はいかに？-自由の身になった気分

フィンランド南西部のライティラという小さな町に醸造所を構えるLAITILAN(ライティラン)のメインブランド、Kukko beerのTUIMA(クッコ、トュイマ)を紹介します。

前回は、IPAを紹介しました。その時のレポートはこちらです。

横浜フリューリングスフェストのマルシェで買いました。¥420のところを賞味期限が近いとのことで半額で売ってくれました。

ヨコハマフリューリングスフェストの様子はこちらをどうぞ。

裏面です。因みに、このシリーズはグルテンフリーを、売りにしています。

スタイルはドッペルボックになるようです。

ボックとは、ラガービールの一種ですが、ビターやホップのアロマはおさえめ、アルコールが高く、コクのあるスタイルですが、ドッペルボックはコクとアルコールをさらに強力にしたスタイルを指します。

因みに「Kukko 」は雄鶏という意味らしく、他のラインナップはクッコをあしらったデザインですが、こいつだけ異なります。

さて、注ぎます。オフィシャルサイトによると、強い琥珀色とのことですが、そんなに色味は濃くないです。ゴールドと琥珀の中間くらいでしょうか。

独特なスウィーティーなテイストが支配的なのが印象的なビールです。

友達の家で初めて飲んだ砂糖入りの麦茶にちょっと近いかもしれない。表現最悪ですが。。

モルトの甘味とABVが8.5%とハイアルなので、そのせいもあるんかな。とはいえ、豊潤な味わいながら「アルコール強っ」とは感じさせない、上品なボディをもっています。

酸味はそれほど強くなく、ビターはおさえめ、キレよりも完全にコクのタイプで、ドッペルボックらしい味わいといえますね。

ドッペルボックだと、シュレンケルラのジャーマンスモーク・ドッペルボックを以前紹介しましたが、こちらよりは遥かに呑みやすいですね。

チビりチビりやるのに向いていると思います。甘くてボディは重めですので、濃厚でしょっぱめの料理に合いそうです。

尚、IBUがわからんかったので、EBU(European Bitterness Units=欧州苦味単位)を記載しておきます。

では。

▪️DATA

Name:KUKKO TUIMA

Brewery:LAITILAN(フィンランド)

Location:Yokohama Frühlings Fest 2023

Price:¥210intax (通常¥420)

Style:Doppelbock

ABV:8.5%

IBU:-(EBU:26)

Character:独特なスウィートネスが支配するリッチワールド

Rating:7

Date:2023/5/8

ライティラン、クッコビール・トュイマ。フィンランド発のボック系ビールのお味はいかに？