ベルギービール、シメイレッド。世界で14だけのトラピストビール、それって何なんだ?

2023年10月23日月曜日

Location/ベルギー Rating/9 Style/イングリッシュエール Type/ボトル Way/スーパー

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ベルギービールの代表格、シメイビールのシリーズの中から、製造当初から作られていた由緒あるスタイル、Chimay Redをご紹介します。

あまりにも有名なブランドですが、恥ずかしながら初めて口にします。

シメイビールは、1862年よりスクールモン修道院で製造されている、世界に14しかないトラピストビールの1つです。

トラピストビールとは何か?

それは、トラピスト会修道院のもとで作られる上面発酵のビールをいいます。特別なレシピが定められているわけではなく、次の条件を満たすものをいいます。KIRINの解説が一番わかりやすかったので、転載します。

修道院の中で醸造していること。修道士が醸造もしくは醸造の監督をしており、味などについて決定権を持っていること。そして、利益は修道院の運営管理に用い、余剰分は慈善事業に充てること。

似た感じで、修道院伝統の手法を用いて造った、アビイビールと呼ばれるものがありますが(Leffeとかが当てはまりますね)、あちらよりもさらに特別な修道院ビールということになりますね。

尚、レッドといいつつ、スタイルはBrown Aleのようです。

仕様と解説文。先ほど説明した内容が書かれています。

さて、今回は特急に揺られながら呑みます。

泡がモフモフと立ち込め、しかもなかなか消えないです。

非常にエレガント、雑味のないフレッシュな飲み口のファーストインパクトでした。ハッキリ、ウマイ。

カラメルモルトの風味が深すぎず浅すぎずでとてもよい塩梅で効いています。

ローストビターとホップのビターが合わさって、なんかこう、控えめながらも上品な苦味を演出している感じです。

フルーティー、というか、華やかさがあります。豊潤、とはこのことか。

麦の甘味もよく感じるのですが、後味が非常にスッキリしているのです。後に残る酸味とか、全然無いですね。上面発酵ならではのサッパリ感といえます。

アルコール7%とのことで割と高いですが、重たさはあんまり無いですね。スコッチエールの一歩手前という感じでしょうか。

とてもバランスのとれた一杯だと思います。そして、鉄道旅にピタリ。

琥珀色系のスタイルが好きな方なら間違いないでしょう。

なんとなくスルーしてた方、ぜひぜひお試しを。

▪️DATA
Name:Chimay Red
Brewery:Chimay(ベルギー)
Location:成城石井
Price:¥439intax 
Style:Brown Ale
ABV:7%
IBU:-
Character:エレガントでバランスよし
Rating:9
Date:2023/10/19


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