ティーンエイジブルーイング併設のタップルームレポ#4
ゲリラ的にご紹介してきた、ときがわ町のイカすタップルーム、ティーンエイジブルーイングの最後のレポートです。
といっても、今回は量り売りしてもらい、グラウラに入れて家で楽しみました。
Teenage Brewingとは。
2023年に誕生した出来立てホヤホヤのブルワリーです。「音楽はビールだ」という、格好よいけどちょっとよくわからないコンセプトを掲げています。
埼玉県ときがわ町、JR八高線の明覚駅から徒歩20分くらいのところにあります。
20分!と思わないで。徒歩圏内に立地してるだけで優秀ですよ。
駅はいかにも、って感じの無人駅でグッド。
醸造所の廻りはとっても喉かで癒されます。
過去のレポート
タップルームで呑んだビールのレポートはこちらです。お店の様子とともにどうぞ。
2024年、けやきひろば春のビール祭りに出店していて、そこで2杯頂きました。とくにウエストコーストIPAのEarwarmは完成度高くて美味かったす。
呑んだビールはこれ。
この日のタップリストは↓の通りでした。
チョイスしたのは、1番のスケッチフォーザサマーです。もう10月なのに夏のシーズナルですんまそん。
ビアスタイルはDDH DIPA、ダブルドライホップドダブルインディアペールエール、ということになりますね。
DDH DIPAとは?
まずDDHはダブルドライホップの略です。
通常、煮沸段階でホップを投入するところを、発酵最終段階において「追いホップ」し、フレッシュなアロマを付けるテクニックがドライホッピング製法。こいつを2回やってしまう、というわけですね。
DIPAの「D」は「Double」の略で、「インペリアル」と置き換えることもあります。
通常の2倍相当のホップをぶちこんで、フルーティーアロマ、ビター、ボディを強力にしているわけです。
家に持ち帰って注いでみます。
マンゴーやパイナップルを連想させる甘~い果実の香りが南国を思わせますね~。
色味は濁ったゴールドです。
どんな味?
スムージーのようなトロピカルなスウィートネス、ほんのりとしたビターが加わった、王道のニューイングランドな一杯。とっても華やか。
といっても、ただ単にフルーティーなだけでなく、少~しだけど大地を感じる奥深い味わいも感じさせる一杯です。
ビターはキリッと感じて徐々にフェイドアウトしてゆく感じで、量的にはさほどという印象です。
ABVが8.5%となかなか高くて濃厚で線の通った太~い味わい。呑み応えバッチリのリッチネスを誇ります。
けど呑みやすいのでグイグイいってしまうんのですよね。危険なので気を付けよう。
まとめ
これまでさいたまのユービーピーブルワリーや甲府のペルソナブルワリーで極上のヘイジーIPAをお持ち帰りしてきましたが、この娘も蒔けず劣らずのハイクオリティでした。とくにマイナスポイントのない、優等生な一杯といえます。
あえて難を挙げると突き抜けた何かは見つけられなかったですかね。いや、個性的ではありますが、こんだけヘイジーヘイジーしてると、差別化が難しくなってまいりますかね。
全部美味いってことで!
似たスタイルのビールたち。
ダブルドライホップはこれまでいくつか紹介してますが、濁り酒ばかりじゃあございません。
比較的ボディが重めの方たちを晒しておきます。休日の昼下がりにいかが?