宮城の新鋭ブルワリー、GREAT DANE BREWINGの毎日呑めるIPA
買ってからずいぶん寝かせてしまいましたが、アメリカ生まれの仙台育ち、グレートデンブルーイングのライトなアイピーエーをご紹介します。
買ったところ
まるで酒のミュージアムな酒屋さん、こみや酒店で購入したものです。
とくにウイスキーが凄いです。お店の様子は➡️こちらをどうぞ。
ブルワリー情報
ブリューマスター・代表のロブ・ロブレグリオ氏が、アメリカ・ウィスコンシン州マディソンにて、1994年に創業しました。
2012年には全米年間最優秀醸造者に選出されている実力者です。
なぜ日本に?
このブルワリーで働いていた長野県松本市出身の清沢哲也氏が、帰国後「松本ブルワリー」(2016年操業開始)の立ち上げプロジェクトに関わります。
その渦中、「師匠」であるロブを同社に紹介し、ロブは醸造アドバイザーを務めることになりました。仕事で来日して日本のビール業界を見るにつけ、ロブの心の中には「いつか日本で自らブリュワリーをつくりたい」という想いが沸き上がってきた、ということです。
これらのエピソード以外にも日本進出のキッカケとなったストーリーがこちらのオフィシャルサイトで読めます。ぜひご覧くださいませ。
ビールのご紹介
麦芽とホップに加えて、オーツ麦と小麦入り。キレッキレだけでなく、まろやかさも併せ持つ1杯になってることが多いです。
ドライホッピング製法
二種類のホップを煮沸後に投入する技法を用いてます。
低アルでも気持ち良いシトラアロマを感じることができる技ですね。
トロピカルなIPAが得意なブルワリーではよく用いられます。
色とアロマ
おお、柑橘アロマがふわっと鼻を刺激して気持ちよくなります。
なんとなく、小麦色っぽいカラーリングを想像してましたが、思ったより濃いめのゴールドといった感じでした。
毎日しっかりイケる
エヴリデイというだけあって、実に飲みやすくて爽やかスッキリとした舌触り。
ブリュットまでいかないにせよ、だいぶドライな飲み心地になっております。
元気ハツラツ!って感じです。
この低いABVに裏打ちされたドリンクボーなスタイルが、日の入り前から呑む背徳感を打ち消してくれてよいです。
けど、物足りなさを感じないのは、ホップのシトラ爆撃による成果でしょうね。
贅沢にいこう
気持ち苦味が後腐れある印象でしたが、このへんは冷蔵状況のコンディションもあるでしょうからね。
タップルームがけっこう自然豊かなところにあるんすよね〜。絶対野外でサクッといったら気持ちよいだろうな、と感じさせる1杯でした。
ちょっとお高いので大事にいきたくなりますが、そこは贅沢にグイグイいっちゃって。