Faryeast Brewingの採れたてホップを使ったケルシュスタイル。
山梨のブルワリー、ファーイーストブルーイングのケルシュスタイルビール、ファームトゥブリュー2023をご紹介しましょう。
もう2024年も10月ですが、「2023」は間違いではありませんよ。賞味期限間際でディスカウント価格にてゲットしたのです。
ビールとブルワリーの紹介
Far Yeast Brewingは、山梨県小菅村のブルワリーです。
山梨県の本社工場である源流醸造所と東京醸造所の2箇所に自社製造拠点を構えます。
その他、ベルギーで契約醸造(委託製造)によりビールを製造しており、国内のみならず海外進出を果たしているブルワリーです。
都内にタップルームあり。
JR五反田から徒歩数分のところに新鮮樽生オリジナルビールが楽しめるレストランFar Yeast Tokyo Brewery& Grillがあります。ビールはもちろん食事も美味しく、雰囲気も最高なのでせひ来店してみてください。
以前訪れたとき、このFARM TO BREWをタップを呑んだことがあります。➡️レビューはこちら。
国産の採れたてホップを使用♪
外国ではホップ栽培は盛んですが、日本はホップ農家自体少ない印象ですよね。
このビールは、北杜市の小林ホップ農園から仕入れた採れたてフレッシュホップを使用したビールなのです。
北杜市は日射量が日本一らしく、冷涼な気候のためホップ栽培に適した地域らしいのです。1920年頃より栽培が始まっており、国内品種第一号の「カイコガネ」発祥の地なのだそうです。(出典:小林ホップ農園HP)
そういえばホップを自家栽培しているUCHU BREWINGも北杜市ですね。
ケルシュスタイルとは?
ケルシュ(Kölsh)は、ドイツのケルン地方発祥のビアスタイル。エール酵母を用いながらも低温熟成させていることで、フルーティーで芳醇なエールと、スッキリとしたラガーの双方のよいところを味わえる製法です。
ケルシュ地方で作られ、1986年にケルシュ協定に調印した醸造所が製造するビールのみが「ケルシュビール」と名乗ることができます。
カマンベールとかシャンパンとかと同じですね。原産地統制呼称ってやつです。
よって、同じ製法だとしてもその他は全てケルシュ「風」。このビールも単にKÖLSHではなく「フレッシュホップケルシュ」と名乗っていますね。
ファーイーストブルーイングのその他のビール
最近はコンビニでも見かける缶ビール、ファーイースト~シリーズ(旧東京~シリーズ。2024.6月よりリニューアル)が有名ですね。
こちらはIPA。2024.10現在は「FARYEAST IPA」という名前に変更され、緑色のカラーになっています。
いずれにせよ、シマシマのパッケージデザインが目印です。
ビールの感想
ではでは開栓していきましょう。
淡い色合いで、小麦色とゴールドの中間くらいでしょうか。自然で優しいホップの薫り。癒されますね~。
味は?
ジャーマニー発祥のスタイルだけあってモルティテイストをきっちり効かせている一杯です。
ほんのりとした酸味が後からついてきて、柔らかいフィニッシュを演出します。
基本はアッサリサッパリなのですが、しっかり旨みがあって、物足りなさを感じないです。
さすが採れたてホップだけあってスッキリ感が半端ない。と、いいたいところですが、期限切れギリギリだからか缶だからか、さすがにタップのときのクリアネスには及びませんでした。
けど十分にリフレッシュさせてくれる心地よい味わいです。
まとめ
シャインマスカットのような上品で清々しいフルーティー感が特徴ですかね。とてもドライでサッパリしてるんですが、薄っぺらさを感じさせないバランス感覚はさすがでした。
するすると呑みやすい一杯だと思います。ホップの収穫時期にしか楽しめないのが残念ですね~。
上面発酵(エール)ながら、高級でフルーティーなピルスナー、とでも表現しといた方がイメージしやすいかもしれません。
なので、ラガー派の方にこそおすすめしたい一品です。
似た感じのビールはコレ
ケルシュスタイルのビールは個人的にヒットするものが多いです。オススメを3つほどご紹介しておきます。
気になったらぜひ。美味しいですよ~。