コストコホールセール新三郷倉庫店に、なんとIPAの樽生が!
クラフトビールファンなら一度は夢見るのではないでしょうか。自宅でタップ。
家庭用ケグは大手メーカーを中心に展開されてますが、今回紹介するのは正真正銘、アメリカンクラフトビール。ついに家でも新鮮なタップビアが当たり前に楽しめるようになりました。
ビールの概要
この家庭用ケグは、ハイネケン・ジャパンが輸入、取引を展開しております。特別な器具や知識も必要なく、組み立ても簡単です。
ケグについて
「ケグ」とは樽のこと。主にアルミ製ですが、木製のものでもケグと呼ばれます。
5リットルというとロング缶10杯分ということで、呑みきれるか尻込みしますが、冷蔵庫で冷やしておけば30日は鮮度を保ってくれるそうなので大丈夫。400L程度の冷蔵庫であれば、野菜室にギリ入るサイズです。がさばるけどね。。
デザインは?
アルミにパンキッシュなフォント、ブランドイメージの犬が描かれたデザインでカッコイイっすよね。椅子代わりにとっておこうかな。
注意事項・仕様など
シンプルなイラストが並んでおり、向かって左上の大きいのに装着と抽出方法が描かれてます。シンプル過ぎてわからんぞ。
下3つは、注意事項らしく、向かって左は「10h冷やせ」、右が「30daysもちまっせ」、真ん中は、なんだ?泡の配分??
イラストはあんまり役に立たなかったので、シールで貼られた日本語のちっこい説明を読んだ方がいいです。
尚、元はアメリカのブルワリーですが、原産国はオランダになってます。前述したように、ハイネケンジャパンによる流通です。
ブルワリーについて
Lagunitas Brewing Co.の創業は1992年のようです。カリフォルニア州で最初に産まれた革新的なIPAなんだそうですよ。
このアイピーエーが、”ウェストコーストスタイル”の先駆けとなった一杯だそうです。だとすると、現在のクラフトビールブームにおいては重要ブルワリーのひとつといえるでしょう。
以前、アンテナアメリカで呑んだことがあります。➡️レビューはこちら。
いよいよ注いでみます
器具の取り付けは簡単でした。キャップをカチッと取り付けて、穴にノズルを差し込みます。すると、このような姿になりました。
レバーを手前に倒すと注がれていきます。ドキドキ、、
、、失敗しました!
どろどろと溢れ返る泡。つーか泡しか出ない。。
手順の説明に10時間以上、10℃以下に冷やすよう書かれており、これを怠ったのが原因らしい。
今日は寒くて気温がちょうど10℃ちょっとだったので外にしばらく放置しておけばよいだろう、と高を括ったのが甘かった。
ちゃんと冷やさないと泡しか出ないようです。
チビリチビリと抽出し続けて、許容範囲までたどり着きました。味もうーむ、、やっぱヌルイと苦味と酸味が威張り過ぎてどうも。。
気を取り直して翌日
反省を踏まえ、冷蔵庫でしっかりと冷やしてから注いだのがこちら。おぉ~、良い塩梅で注がれました!
因みに、こちらがアンテナアメリカで呑んだときのルックスですが、、
どうも今回の方が色味が濃いような。お店で呑んだときは透き通った淡いゴールドという感じでしたが、どちらかというと赤茶に近い色合いですね。
キチンとした温度で注ぐと適度な泡加減により、液体からの王道の柑橘系アロマがしっかり伝わってきます。
味はどう?
カスケード、センテニアル、チヌークのいわゆるC系ホップたちが繰り出す、フルーティー&ビターに松系のリッチネスが加わった風味豊かなテイストに感じました。
ビターや炭酸の刺激は明らかにお店のやつより抑えめ。IBU52もあるようには感じなかったですね~。業務用ケグとガス感が違うんかな?
酸味の効いたフィニッシュ感により、気持ち優しい一撃ですね。王道のウエストコーストスタイルかと思います。
合う料理は?
フードとよく合うように設計されているそうですが、お肉料理がよさげです。ステーキやハンバーガーなどのアメリカンフードはもちろん、豚の味噌焼きとかもお似合いです。
まとめ
キチンと説明書に則って抽出&管理しないとポテンシャルは引き出されないと感じました。ちゃんと冷やさないとアワアワしか出てこないのでご注意を。
お店の味を自宅でも!とは、残念ながら100%はいかないかなと。そりゃあマイスターなる方達が存在するわけで、お店のクオリティには敵わんです。
とはいえ、300mlで約¥330、アンテナアメリカだと¥850を考えれば、上記を差っ引いても間違いなくお得なアイテムといえます。
一度はお試しを☆