早いもので2024年も折り返しですね。暑くなってきてビールがウマイ時期になってきました。
今回は、2024年上半期にご紹介した瓶ボトルのビール35本の中から、選りすぐりの5本を紹介します。
あくまで上半期に「レビューした」ビールが対象なので、実際に呑んだ日は去年のものも含まれます。ご容赦ください。
詳しいレビューは、各リンクより辿ってくださいまし。では早速1本目から。
まずは、小田急ロマンスカーの中で呑んだ1本。
強羅ブルワリーアンドグリルといい、箱根登山鉄道強羅駅にあるレストラン併設のブルワリーが作ったヘイジーIPA、ヘイジージュースです。
箱根・京都に店を構えるITOH DINING by NOBUの姉妹店として、2017年のオープンしています。
グレープフルーツがそのまんま入っちゃったビールになってます。
基本は甘さは控えめですが、パイナポーのようのほんのりとしたスウィーティーも感じます。
後味にほんのりと酸味があります。これは他のヘイジー系よりも後味の酸味ご存在感がある気がして、これこそがホンモノのグレープフルーツが入っている成果でしょうか。
昼間からのんびりやるのに最高です。夏場の箱根観光のお供にどうそ。
➡️箱根駅伝を見ながら箱根のクラフトビールでもどう?GORA-BREWERY・ヘイジージュース
続いて。毎年恒例、バレンタイン時期限定でリリースされる、サンクトガーレンのインペリアルスタウトです。
2024年で発売19年目、当時からの累計販売本数は40万本超!もはやバレンタインの定番?ですね。
アルコール成分がめちゃんこ高いので長期保存が可能。キチンと保存すると1年後でも熟成された味わいが楽しめるそうらしいです。
さすが原料を通常比の倍以上盛ってるだけあり、超絶濃厚なリッチテイスト。ライトピルスナーしか受け付けない人は揉んどり射つかも。
チョコレートモルトによりビターチョコ風味を表現。云わずもがなのロースト感で、バッチリ芳ばしさを楽しませてくれます。
ショコラに合うんですよ。ショコラってデザートっつうより酒のアテですよね~。チビチビやるのに最高っすよ。
呑みやすさはゼロなので相当好み分かれますが、ぜひ別のせかいを覗いてみてほしいところです。
➡️サンクトガーレン・インペリアルチョコレートスタウト☆数量限定の長期熟成可能な黒ビール!
続いては、珍しいベルギー発のウエストコーストスタイルのIPAです。その名もベルジャンコーストIPA。
Blasserie St.Feuillienというベルギーのブルワリーのビールが作った一品。サンフーヤンと読みます。2023で創立150周年を迎えた伝統ある醸造所です。
元々は10年前の2013年に創立140周年を記念して作られた、アメリカサンディエゴとのグリーンフラッシュブリューイングとのコラボビールなのだとか。
オリジナルレシピの元で復刻されたのが今回の商品のようです。
ビタリングに使用されることの多いらしいブルワーズゴールドとマグナム、アメリカ産の柑橘系アロマホップの代表格であるモザイク、シトラ、カスケードといったホップがモリモリ。
ベルギーっぽいウィートテイスト、複雑なリッチ感、まろやかなフィニッシュ、その辺りは鳴りを潜め、フルーティーで力強いビターが楽しめる、まごうことなきアメリカンスタイルな一杯に仕上がってます。
非常にクリアで爽快感バッチリ。
ベルジャンビールを敬遠しているアメリカン派の方にこそ味わって頂きたい一杯です♪
➡️ベルジャンコーストIPA!アメリカンスタイルのベルギービールっぽくない一杯。美味いよ!
続いて、静岡のベアードブリューリングによる、お正月時期限定のスペシャルビールです。
ジュビレーション!っていえば、「歓喜」とかそうゆう意味で、ディズニーがやっていたパレードの名称でもあります。
副原料に地元産イチジク、それとニッキが使われています。因みに、ニッキとは肉桂と呼ばれるクスノキ科の常緑樹を原料とした、シナモンに似たスパイスです。
アルコール8%のフルボディで、フルーツフレーバーが加わったボンボンチョコレートを食べているような感覚です。
そこにニッキのスパイシーな風味。複雑なコクを導き出しています。
琥珀系エールならではのロースト風味がまた良い感じ。イチジクの甘酸っぱい味わいと相まって、このバランスがクセになりそう。優雅なビターを演出してくれます。ほのかな酸味のフィニッシュ感を感じる一杯です。
年末にリリースされるかと思いますので、お見逃しなく。
➡️【季節限定】ベアードビール・ジュビレーションエール。お正月に呑みたい歓喜のビールの正体
ラストは、小田原駅の酒屋さんで買った、箱根七湯ビールのペールエールです。
箱根を冠してますが、実は醸造所は静岡県です。富士箱根山系の天然水、そして、南箱根産の大麦が使用された商品です。
大変失礼ながら全く食指の動かないパッケージデザインですが、味はなかなかクオリティが高く驚きました。
ジャケさながらのとてもクラシカルな、正統派のテイスト。イングリッシュモルトが使用されているのも納得の味わいです。
モルトの旨味もおおいに感じられ、非常にコクがありますね。
喉ごしもまずまずでバランス良好。よなよなエールとか近いです。
意外な伏兵。あなどれません!
➡️箱根七湯ビール・ペールエール。酪農王国オラッチェが作る地ビールがなかなかの実力。
ということで、ささっと紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。甲乙つけがたい中、なるべくバラエティに富んだビアスタイルが並ぶようチョイスしました。
他にも美味いビールをたくさん紹介してますんで、読んでみてくださいまし。
ラベル→Type→ボトルと展開すると検索できます♪では。