埼玉県川越市のブルワリー、コエドビールから夏のシーズナルクラフトビールがリリースされたのでご紹介します。
青碧(あお)といいます。
青々とした涼しげなパッケージがいかにも夏の限定品といった装いですね。側面にはなんも書いていないシンプルなジャケとなってます。
日本の暑い夏の空の下、晴れ渡る空や広い海など「あおいろ」の似合う様々なシーンで爽快に飲めるのがネーミングのコンセプトっぽいです。
ちょっと前にライクライトニングというウエストコースト縦断スタイルがありましたが、今回は少し捻ってコールドIPAです。
コールドIPAは、オフィシャルの説明によるとアメリカオレゴン州ポートランド発祥のビアスタイルです。
ラガー酵母を使ってエールのように高めの温度で発酵させたもの。ラガー酵母をフツーに下面発酵させたIPLとは似て非なるものなのです。
なので、ラガーのクセにIPA、インディアペール「エール」と呼ばれるへんなやつです。
以前、うちゅうビールのコールドIPAを呑んだことがあります。レビューは➡️こちら。
では開栓といきましょう。柑橘系の爽やかなホップアロマが軽やかに漂います。
コールドIPAらしくドライな仕上がりで、日本刀のようなキレ味をもった一杯。フルーティーでサッパリといけます。
IBUは32と、IPAとしては抑えめの部類です。ビターは物足りないということはなく、心地よく、しなやかに、アメリカンIPAと比べると上品に入ってくる印象を受けますね。
基本的にドリンカブルではありますが、このスタイルにしては麦の甘味、コクもそれなりに感じられる方だと思います。ABV6%と、そんなに低くないしね。
爽快感が命のスタイルではありますが、ほどよい酸味が抜けてきて、柔らかさも加わったフィニッシュ感になってます。
なのでキレの中にも優しさがある感じでしょうか。
コエドのラインナップだと毬花が好きな方には受け入れられるのではないかと。フレッシュネス、クリアネスは気持ち及ばずって印象ですが、たまには気分を変えてどうぞ!