タイのビール、と聞かれたら九分九厘その名が挙がるであろう、シンハーをご紹介しましょう。
エスニック料理屋さんに行けばほぼ飲むことができるほどメジャーなビールですね。日本向けのサイトもあるほどです。
タイのビールは当ブログ初登場です。
SINGHAは、タイ初のマスターブリューワー、プラヤー・ビロム・バクディによって1933年に設立されたBoonrawd Brewery Co(ブーンラウド醸造所)で作られたビールです。3つ立ち上げたブランドの1つがシンハーだったのです。
規模拡大につれ、傘下にたくさんのブルワリーをもつようになり、シンハービバレッジが立ち上がったのは実は2011年と比較的最近。
その生産能力は年間10億リットルに上るそうです。すご。
ビンタンは糖類、韓国のテラはコーンやスターチといった感じで、東南アジアビールは添加物が入ってることも多いですが(それが悪いとは全く思いませんが)、潔く麦芽とホップのみの原材料。
呑んでみます。
ぶっちゃけ、ビンタンとかの東南アジア系ビルスナーとの明確な違いは分からないっす汗
スッキリドライでドリンカブル、フルーティーフレーバーはあんまり感じず。シンプルで裏切らない無限ループスタイルとなってます。
このビール、実はタイ王室に認められたビールで、ラベルに王室のガルーダのシンボルをいれることが許されているのです。
オフィシャルサイトによると、高級大麦を100%、それも一番絞りから製造された何気にプレミアムな一品なのです。たしかに青島とかと比べると意外と(失礼)フレッシュネスを強く感じるかもしれない。
よく気をつけて飲むと、モルトの風味をほのかに感じて、気持ちまろやかですかね。
ヨーロッパ産のこれまた高級なザーツホップが使われていて、ビターは抑えめ、どことなくマイルドでスパイシーさも併せ持った、キレの中にも一捻り加わったライトピルスナーって感じです。
イカの丸焼きとか牛串とかの屋台料理、もちろんグリーンカレーや、タイヌードルとかパッタイとかのタイフードにもぴったりでしょう。
なんでも、タイでは氷を入れたりするらしいです。こいつに氷入れたら、いよいよぺらっぺらのか細い味になってしまわれるのでは。
そこまでやるなら、いっそレモン絞ってラードラーにしちゃった方が美味しそうですけどね。