岩手県盛岡市を代表するブルワリー、ベアレン醸造所のザ・デイ Nクラシックをご紹介します。
ベアレンを呑むのは、盛岡駅から歩いてすぐのビアベースベアレンに訪れて樽生とパブフードを堪能して以来。レビューはこちらをどうぞ。
縦書きの解説、缶を横に倒して読ませるデザインは何気に珍しい。
ベアレン醸造所は、2001年設立。盛岡市と岩手郡雫石町に醸造所をもちます。
盛岡市の本社ブルワリーは、直売所と見学ルームを備えていて、いつでも醸造所見学できるようです。
ドイツ南部の街からヴィンテージな設備を買い付けて当時のビール造りを受け継いでいるそうな。
商品名の「N」は、過去といま、いまと未来をつなぐNew/Neo、Next、Nexus、Newborn、Nostalgiaなど、さまざまな想いを込めて冠されているそうです。
では注いでいきます。エールのような少し濃いめの色合いです。ふんわりと麦の香り。
おお、なんかこの感じ久々。アメリカンIPAに慣れた舌にはとてもノスタルジックな味わいに感じます。もちろん良い意味で。
ビターは抑えめで、麦芽のテイストをしっかりと感じさせる一杯。モルトの旨味、甘味をしっかりと感じさせてくれます。
麦色のピルスナーとは明らかに一線を画したリッチなテイスト。重いのとも違う奥深さ。
なんでも、かつて世界4大ラガーと評されたビール「ドルトムンダー」を現在に蘇らせたのだそうです。
うっすらとした酸味がクラシカルなコクを増長させてくれます。酸っぱいビールはあまり好みではないですが、良い塩梅だと思います。
味わい的にはアンバーラガーとご紹介するのがイメージつきやすいかと。
大手だと琥珀ヱビスが近いですかね。ドイツ発祥スタイルでいうとアルトにも似た味わいです。
ゆっくり堪能してくださいませ。