水上温泉街に佇む小さな醸造所で買ったビール
オクトワンブルーイングについて
OCTONE BREWINGは、2017年9月に設立。豊かな自然に囲まれた首都圏の「水がめ」、みなかみの水をふんだんに使ったビール、ハードサイダー(お酒です)も作っています。
名前の由来
みなかみ町をはじめとする群馬県北部の利根川源流域の観光エリアを「奥利根」と呼びます。
おそらくですが、「オクトネ」→「OCTONE」「オクトワン」かと。
タップルーム
JR水上駅より徒歩15分、水上温泉街の飲食店か連なる一角に立地するタップルームがあり、ここでテイクアウトとして購入しました。
いかにもマイクロクラフトブルワリーといったタップルームといった雰囲気が素敵なお店です。一杯やったときのレポートは➡️こちらをどうぞ。
持続可能な環境に向けた取り組み
1% for the planetのロゴが書いてありますね。売り上げの1%を環境団体に寄付するグローバルネットワークです。
オクトワンの売り上げの一部は、みなかみ町の自然再生に取り組む「赤谷プロジェクト」に寄付されます。
モリノポーター
さて、今回ご紹介するのは「ポーター」、黒ビールの代表的スタイルですね。
ポーターって何?
サンクトガーレンのブラウンポーターのときにも紹介してるので、読んだ方は飛ばしてください。
イングランド発祥の18世紀初頭に誕生したスタイルです。
当時、古くなったブラウンエール、新しいブラウンエール、ペールエールを混ぜ合わせた「スリースレッド(3本のより糸)」というビールが流行。あるロンドンのパブオーナーがイチイチ混ぜるのは面倒だからと、工場でひとまとめにして作ったら大ヒット、というのが発祥らしいです。
樽生を運ぶ人を「ポーターッ!」って呼び叫んでいたから、スリーレッドを運ぶ人が好んで呑んでいたから、とか、名前の由来は諸説あるみたいですが。
以前のレビュー
以前、水上温泉街の人気ピザ屋さん、ラ・ビエールで呑んだことがあります。当時のレビューは➡️こちら。
色・アロマ・ホップ
ポーターらしいどす黒いカラーリング。焙煎麦芽の芳ばしい香りに、少し華やかさを身に纏っている印象です。
ホップはFuggle(ファッグル)というイングランドホップが使われています。ボディ重めのエール系ビールに用いられることが多いアロマホップです。
呑み心地
とても滑らかな口当たり。きんきんに冷やしていたせいか、クセがごく少なく感じます。
焙煎麦芽の芳ばしさはもちろん、麦の甘味もしっかりと感じることができる呑み心地。
IBUは30と、気持ち強めでしょうか。ですが、まろやかな味わいに包まれ、そんなに目立った感じはしないです。
酸味おさえめで後味の心地よさも良好です。
まとめると、、
久々に呑んだ本格的なポーターというところで、満足度はかなり高かったです。
しっかりとコクがありながら重すぎず、リピートするのにちょうどよい塩梅でグッドです。
ギネスのエクストラスタウトに近いかもしれません。
シュバルツしか呑んだことのない方にもオススメです。