茨城県西部の小さな小さな醸造所より
茨城県結城市のマイクロクラフトブルワリー、結城麦酒醸造のブラックビアを入手したのでご紹介いたします。
ブルワリーについて
公立中学校の校長を平成30年に定年退職して立ち上げたというエピソードが驚き。
一回の仕込み量が150リットル(大体300リットル~の設備でスタートするところか多いらしい)の、まさにマイクロブルワリーです。
定番8種の他、季節や期間限定商品など、常時10種を超えるラインナップを揃えているのだとか。
ギギマル
このビールのタイトルは「ギギマルブラック」といいます。
「ギギ丸」について、茨城県観光物産協会HPによると、徳川家康公の二男で結城家の養子となった「結城秀康」の幼名にちなんだオリジナルキャラクターなのだそう。
その幼名「於義丸(おぎまる)」がナマズにちなんでいることからナマズキャラなのだそうです。
買った場所
TX守谷駅から徒歩数分、ブランチ守谷というショッピング施設内にある酒屋さん、地酒本舗 美酒堂 ブランチ守谷店で買いました。
ネストビールを中心に、地元茨城県のクラフトビールを入手可能な酒屋さんです。
とくに日本酒が豊富に揃っておりますよ。
仕様など
このビールは充填時に炭酸ガスではなく、窒素ガスを使っているとのこと。きめ細かな泡立ちが実現する設計となっているわけですね。
麦芽とホップの他、カカオパウダーとコーヒーエキスが入ってしまっている1本です。
尚、ビアスタイルが不明なのですが、こちらのブルワリーのラインナップは全てエール系のようなので、スタウトになるのかと思います。
焙煎+サワー感
ロースト麦芽に副原料によってドーピングされた芳ばしい薫りがいいですねえ。
泡は割と少なめになってしまいましたが、クリーミーな印象です。
酸味が強いですね。コーヒーでいえばモカですかね。
甘味は控えめのストイックテイスト。ホップのビターは低い方ではと思いますが、珈琲のような芳ばしい苦味が快適です。
アルコール6%ということで、ビールとしては高めだと思いますが、コクよりも爽快感の目立つテイストになっています。
キレッキレになりすぎないのは酸味のせいで、柔らかな後味になってますね。
まとめ
食後の珈琲代わりに呑みたくなる一杯。おつまみを欲しないので、散々飲み食いした後の晩酌によいのでは。
黒ビールの中では呑みやすい部類かと思います。