グリーン車でコクのあるビールを呑みたくなったときに見つけた、愛媛の日本酒造、梅錦山川のボックをご紹介いたします。
梅錦山川は愛媛県四国中央市にあります。創業は明治5年、令和5年時点で全国新酒鑑評会金賞受賞回数33回を誇る名酒造です。
平成6年に全国で初の地ビール製造の内免許を受け、翌年からビール醸造をいち早く開始したとのことです。全国初って色んなとこで聞くような。。
横浜駅南口のジョイナス地下一階にある、フーズコートISETANで購入しました。
すぐ先にアンテナアメリカがありますが、若干値が張るのでね。おサイフが切ないときはこちらでどうぞ。ラインナップもなかなか豊富です。
ドイツビールのような渋いヴィジュアルが印象的なボトルですね。下の段にシュマッツがあるので尚更勘違いしそうになりますね。
ボトル全景です。フタがプルトップタイプになっていて、栓抜き要らずなのがありがたい。
ボックとは、ドイツ発祥のストロングスタイルのビールです。麦芽を大量に使うことでハイアルで濃厚なのが特徴。コクがあるのでエールビールかと思いきや、下面発酵のラガービールです。
諸説あるっぽいですが、14世紀くらいから作られていたらしい。
一口にボックといっても様々な派生スタイルが世界中に存在します。この方は、焙煎度合いの異なる6種類の麦芽が使われているそうです。ロースト麦芽も使用されていることから、黒ビールでもあります。
では注いでみます。強烈にチョコレート麦芽の風味を感じるアロマ。見た目も香りも黒ビールそのものです。
ビターは弱め。後味の酸味がなかなか強めです。なので粘り強いリッチなテイストですね。
これがボックなの?ボックってこんなロースティだったっけ??と言いたくなる、ほぼスタウトのようなテイストです。
ボックが濃厚な味わいなのは存じ上げてましたが、辛うじてダークブラウンの琥珀テイストという印象でした。こやつは堂々と黒ビールって名乗ってますからね。
ドッペルボックとかになると、もっとハイアルで超ヘビーになりますが、そこまで極端ではないですかね。とはいえ、7%とほ思えぬぶっとい味わいです。呑み応えは十分。
ロースト、スウィーティー、&サワー。この響きにぴんときた方。お試しアレ。自分は酸味がもちっと弱めが好きです。
個性的なので類似を探すのが難しいですが、このへんが比較的近いと思います~。