先日、といっても、けっこう前ですが、コエドビールの冬季限定チョコレートデュンケルを一年ぶりに呑んだらなかなか美味かったので、エルディンガーのデュンケルを買ってみました。
イオンリカーとかでよく見かけるやつですね。
デュンケルは下面発酵、つまりラガービールの一種です。ドイツ発祥のスタイルで、ドイツ語で「暗い」という意です。いわゆる黒ビールの仲間です。
ラガーで黒ビールといえばシュバルツが連想されますが、あちらよりも若干淡い、ダークブラウン寄りの色合いなのがデュンケルの特徴です。ドュンケル、と表現したりもしますね。
いかにもクラシカルドイツビールというようなヴィジュアルが印象的な1本ですよね。
醸造元のERDINGERは、1886年でバイエルン発祥のブルワリーです。ドイツの醸造所はこんな気が遠くなる歴史をもつものばかり。
日本のスーパーに置いてるのはこの1本がほとんどかと思いますが、もちろん様々なスタイルのビールをせいぞしてます。
そして、実は、小麦ビール専門のブルワリーです。なので、こちらも勿論、小麦入り。
早速注いでみます。ロース臭がほんのり感じます。鮮やかなブラック。デュンケルはダークブラウンが特徴と申しましたが、ほぼ黒っすね。
黒ビールと謳っていて、見た目はそのとおりですが、味わいはロースティなブラウンエールといった様相のテイストです。
芳ばしい焙煎感と、モルトの甘味をよく感じるリッチな味わいが特徴ですね。
ビンに書いてあるとおり、小麦が使われているせいかマイルドなんですよね。まろやかで、コク深い味わいです。
それほど重たくないボディで、後味も何気にスッキリとしています。キレのあるフィニッシュといえますね。
流通量が多いだけあって、なかなかバランスのよいテイストですね。クオリティ高いです。いや、さすが。300円代はかなり優秀じゃないですかね。
ビンウラに書いてあるとおり、お肉料理に合いそうですね。赤身のステーキや、バイヤンらしくソーセージとかと合わせてどうぞ。