山梨県北杜市の日本を代表するヘイジーIPAの名手、うちゅうブルーイングのビールをご紹介します。
今回はヘイジーではなく、ちょっとハードボイルドな一品になります。その名もレイヴン。
実はこれ、知る人ぞ知るクラフトビールが買えるコンビニ、セブンイレブン高崎貝沢環状線店で購入したものです。
買ってからだいぶ寝かしちゃいましたが、お店のレポートはこちらをどうぞ。
2022年9月には、道の駅おぶちざわの隣にタップルームがオープンしてます。春に行くとこんなにステキです。ゴールデンウィークにぜひどうぞ!
さて、このビールのスタイルは、ボックといいます。
ドイツ発祥のビールのスタイルの一つで、下面発酵のラガービールに分類されます。モルトが大量に投下され、濃厚かつハイアルコールなのが特徴です。ABVは大抵6~7%程度とされています。
春先に呑まれるメイボック、さらに濃度とアルコールを更にパワーアップしたドッペルボックなど色んな派生スタイルがあります。
こいつはスモークドボックということで、燻製された麦芽が使われています。因みに、燻製麦芽を使ったビールとにては、ラオホというスタイルもあり、こちらもドイツ発祥のラガービールです。
日本だと、所沢ビールが、スモークビールに拘って作ってらっしゃいます。リンク覗いてみてね。
うちゅうビールは、副原料を使用していることが多いですが、こいつはシンプルに麦芽とホップのみっすね。
さてさて、でわ開栓していきましょう。色味はブラックに近いダークブラウン。
尋常じゃない燻製感。まずはこれに尽きます。
うちゅうは、ヘイジーを作れば猛烈にフルーティー、スタウトは死ぬほどロースティですが、スモークドボックも銀河系に突き抜けるほど振りきれてました。
スモーク&ロースト。そこにやんわりとした酸味が包みこみ、奥深く、小宇宙といっていい器の大きさを感じさせるテイストです。
ボックらしくABV8%のハイアルで、ボディも重ためで呑み応え抜群。
ビターはあんまり感じないですね。弱めです。
食中酒でも割りといけます。フィッシュ&チップスやフランクとか合いますよ。
もちろん、これ単独でゆっくりと楽しむのもよいでしょう。お高いしね。茶っこいラムをチビりとやる感覚で晩酌してくださいまし。
スモーク系のオススメビール達を紹介しておきます。ご興味あればぜひ。