ワイン酵母を使った珍しいビールをご紹介します。Gulden Draak 9000 Quadrupleというベルギービールです。
品名は、カタカナで書きますと、グーデン ドラーク 9000 クアドラプルと読みます。
パッケージに調子っ外れな独特の生き物が描かれていますね。Gulden Draakは、英語でいうとGilded Dragon、金色のドラゴンという意味です。
ブルワリーは、ベルギーのゲルトという街にあるBrouwerij Van Steenberge NV(ヴァン・ステーンベルゲ)という醸造所です。街の大聖堂のシンボルが金色の龍なのだそう。
このビールは、モルトを4倍使った超ストロングなスタイルです。そして、二次発酵を伴う高発酵ビールになります。この二次発酵にワイン酵母が使われているとのことです。
アルコール10.5%ということで。テンパー越えのハイアルは久々だな。。
さて、呑んでみます。色味は、アーバンというか、ブロンドって感じですかね。
アルコール10.5%のハイアルだけに、非常にリッチな味わいをもったビール。ガッツリどっしりと太いボディを感じるはずです。
ビターはあんまり強くないです。
ワイン酵母からくるものなのか、まろやかでスウィーティー、優雅な果実味をもったフィニッシュを感じられます。ふくよかな酸味が印象的な、サワーエールといった雰囲気です。
ビールというよりロゼワイン?もしくは甘さ控えめのサングリアのような。少し温度が上がってくると、さらにワインっぽさは出ますかね。
いずれにせよビール感はほぼほぼ感じないので、逆にいうとビールがニガテな方にもいけるかもしれませんね。
とりあえず、ぐいぐいいくやつではないですね。ワイングラスでごゆっくりと堪能くださいまし。
お花見にもいいかもね!