諏訪大社下社秋宮より徒歩数分、二葉屋酒店で入手した、エイトピークスブルーイングのマットホップIPAをご紹介します。
8Peaks Brewingは平成30年1月に設立されたブルワリー。日本で初めてホップの栽培が行われた土地の一つ、八ヶ岳西麓に醸造所をもちます。名前の由来も正に、ですね。
「ここのビールを飲むために八ヶ岳に来たといわれるような存在になる」ことをコンセプトに掲げ、八ヶ岳のある諏訪地域の食や自然に合うビールにこだわったブルワリーです。
随分前に、看板商品であるヤイヤイペールエールをのんだことがあります。➡️レビューはこちら。
このビールは、2021/4月より発売された、ジャパン・グレートビア・アワーズ2024 銀賞受賞作です。
「まっと」は、「もっと」という意の諏訪地域の方言なのだそうです。
原材料に、アイリッシュモスが入ってます。ナデシコ科に属する常緑多年草で、別名「サギナ」といいます。伝統的なビールの仕込みにはよく用いられていたのだそうですよ。今はタブレット状の商品が売られていたりもします。
煮込みが終了する間際に投入することで、不要なたんぱく質を除去し、濁りを抑え、よりクリアなテイストを得ることができるらしいです。
和歌山のノムクラフトのビールにカラギナンがよく使われていますが、役割としては似ていますね。
その影響からか、このビールもとてもフレッシュな仕上がりになっています。アロマホップがふんだんに使用されていて、薫りもトロピカルで清々しいです。
あぁ、気持ち良い。
淡いゴールドといった色合いで、パイナップルのようなフルーティーテイストが大変心地よく感じる一杯です。華やかでジューシー。
外仕事の後に最適でしょうね、これは。スウィーティーで、適度な酸味を後味に感じます。身体に染みますわ。
IPAとしてはビターは抑えめだと思います。呑みやすくドリンカブルといっていいでしょう。
アルコールはやや高めの6%なので、呑み足りなさを感じることはなく、バランスのとれた一杯ですね。ヘイジーIPAが好きな方にもどうぞ!
実は、今回は原村の木々が生い茂る中にひっそり佇むB&B森の宿ゆうのテラスで寛ぎながら頂きました。
自然の中で呑むクラフトビールは最高ですたい。