隅田川のほとりに佇むブルワリー、TOKYO隅田川ブルーイングでケルシュスタイルを呑む

2024年6月28日金曜日

Location/東京 Rating/6 Style/ケルシュ Type/タップ Way/タップルーム

t f B! P L

台東区~墨田区でビールを巡る旅(そうだっけか?)。

前回、前々回と、浅草のTHE DAY EAST TOKYOで、自家製ソーセージのホットドッグと極上のクラフトビールを味わったところです。

浅草から少し足をのばし、日本晴れの空が眩しい隅田川沿いを歩きながら、川の向こう側にある隅田川ブルーイングを目指すことにします。

TOKYO隅田川ブルーイングは、アサヒビールが設立した子会社です。

1995年より生産開始、東京第一号地ビールとして隅田川のほとりで立ち上がったとされています。

隅田川から望むスカイツリー。

ぶらり途中下車的な雰囲気になってきました。吾妻橋を渡っていきます。筋斗雲(?)が目印です。

うちゅうブルーイングタップルームにもよく似た建物がみえてきました。

階段を登っていくと一階(?)のビアレストランにたどり着きます。今回訪れたのは、階段の麓にあるパブです。

テラス席が数席。カウンター席もあり、御一人様ならこちらの方が居心地よさそうです。

店内の様子です。金曜の14時くらい。上のビアレストランは結構賑わってましたが、こちらはまばらな客入りで過ごしやすいです。

お店の奥から入口付近をみるとこのような感じです。

テラス席。気持ちよいんだけど、席によっては日を遮るものがなく、真夏の昼は陽射しがけっこうしんどい。

こちらがビアメニューです。暑いし歩き疲れたのでぐいっといけそうなケルシュスタイルをご注文することにします。

以前、上野駅のイタリアンレストラン、ラ・ココリコで呑んだことがあるのですが、今回あらためて。

今回は注文しませんでしたが、このようにおつまみメニューも充実してます。ビアガーデンにありそうなやつは一通り揃ってる感じですかね。

お外に連れ出します。いやーいい天気で5月だというのに真夏のような陽気で正にビール日和。

お馴染みの透き通った定番麦色が眩しい。モルトの少し甘い薫りが漂います。

ケルシュ(=Kölsh)は、ドイツのケルン地方発祥のビアスタイルになります。

最大の特徴は、エール酵母を用いながらも低温熟成させていること。フルーティーなエールと、スッキリとしたラガーの双方のよいところを味わえるわけですね。

1986年にケルシュ協定に調印した醸造所が製造するビールのみが「ケルシュビール」と名乗ることができ、それ以外はケルシュ"スタイル"とか"風"とか名乗らねばなりません。

シャンパンとかカマンベールとかと同様ですね。これをAOC(原産地統制呼称)といい、ビールでは珍しい。

当ブログでは、めんどくさいので全てケルシュで統一してます汗。

あらかじめお伝えしておくと、本場モンのケルシュを呑んだことありませんのであしからず。

優しい酸味が口のなかに広がり、ほろりと無くなる感じ。あとにほ引かず、清々しく散っていくイメージです。

ビターは皆無といってよく、わかりやすくいうとピルスナーを少しフルーティーにして酸味を加えた感じ。

セゾンという、夏場の農作業の間に喉を潤すために作られたライトでドリンカボーなスタイルがありますが、それに近い性質をもっています。

モルトの風味はまあまあ効いていて、コクもちゃんと感じられる、両りにらみの一杯といえると思います。

個人的にはモルティテイストが少々ジャマっ気に感じられてしまいました。スペシャリティな印象はなかったかなあ。

けど、昼間からちょいと休憩がてら気軽に一杯やれる貴重なお店です。大手のバックアップによりお値段もわりと手頃ですので、お近くに御用があればぜひ。

今度はビアレストランに入ってみようかな。

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▪️DATA
Name:ケルシュスタイル
Price:¥750intax 
Style:Kolsch
ABV:5%
IBU:-
Character:拡がる酸味、モルティながらゴクゴク
Rating:6
Date:2024/5/17

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