KIRINが放つクラフトビール、SPRING VALLEY BREWERYのレビュー、vol.9
スプリングバレーの冬限定シーズナル、華やぐ冬<香>をご紹介いたします。2024/12/3より全国発売されました~、パチパチ。
スプリングバレーとは
1870年に生まれた横浜の醸造所、SPRING VALLEY BREWERY(スプリングバレー・ブルワリー)をキリンが引き継いで醸造しているシリーズです。世に復活したのは2021年3月より。
これまでの同シリーズのレビュー
以前、埼スタで豊潤をタップで呑んだり、星野リゾート系列のホテルでジャズベリーを呑んだりしてます。結構意外なところに置いておるのですよね。
これでのレビューの一部を並べておきます。
冬限定ビールのご紹介
あらためて、今回呑んだのは、「華やぐ冬<香>」と名付けられた期間限定商品です。
プレスリリースによると、「クラフトビールに馴染みがない方でもおいしくて、新しさのある、冬に気持ちが華やぐようなクラフトビールを造りたい」というブリュワーの思いから生まれた商品、とのことです。
レーダーチャートがくっついているのがスプリングバレーの特徴で、こいつを見比べながらチョイスするのもアリですね。
実は発泡酒
よく見ると、最下段に「発泡酒」と書いてあります。日本では、ビールには使ってよい副原料とその比率が決まっていて、それによってビールか発泡酒に分類されてしまうのです。
詳しくは、よなよなの里の解説がわかりやすいので併せて一読ください。
欧州の文化から着想を得たビール
このビールは、シナモンに加え、乳糖が入っているのが特徴です。ヨーロッパでは、冬にスパイスの入ったビールが呑まれていることから開発に至ったとのことっす。
ドイツでクリスマス時期に食べられる菓子パン「シュトーレン」を参考にレシピ開発したといいます。
見た目とアロマ
では開栓していきましょうか。
色味は淡いブラウンという、感じで、ほうじ茶っぽいです。
シナモンのフレーバーがとってもいい感じに薫りますね~。味わいはスッキリしていながら、実にほっこりします。
呑みやすく繊細な味わい
酸味もほどよく、ビターは控えめ。すいすいいけてしまいますね。喉乾いていたからね。
よく味わってる余裕がないほどガンガン呑んでしまいましたが、よくよく味わうとモルトの風味、甘味もちゃんと感じられて、しっかりとした下味が練り込まれている印象です。
最後に
ウィンターエール、なかなかいいっすね。冬のシーズナルというと、シュバルツやスタウトの黒ビールをリリースするメーカーが多い印象ですが、こうしたスパイスビアというのも乙なものです。
キンキンのピルスナーだとしんどい、寒い夜にぜひどうぞ。