三陸ブルーイングの地元農作物にこだわった白ビール
久々の投稿で恐れ入ります。呑んでからずいぶん寝かせてしまいましたが、今日は東北の一本、三陸ビールの「週末のうみねこ」をご紹介します。
ビールの概要
三陸ビールは、岩手県大船渡の自然豊かな三陸沿岸で育った農作物を使ったクラフトビールです。醸造所名は「三陸ブルーイング」といい、資本金百万円の小さな合同会社です。設立は2018年。
なぜ海猫
週末のうみねこのように、ぼーっとのんびりお楽しみください。というのがコンセプト。
ヤッホーのホワイトエールもネコじゃん、と一瞬思っちゃいそうですが、パッケージのとおり、うみねこはカモメ科の鳥です。鳴き声が猫に似ているのが名前の由来です。
原材料
麦芽、ホップ、椿茶(大船渡/陸前高田)、コリアンダーシード、オレンジピールと、三陸流ベルジャンホワイト、といった感じの構成です。
呑み心地
様々な副原料がごった煮になっているところで、単のフルーティーとは表現しづらい複雑なアロマを宿ってます。
少し濁り気味の小麦色に近しい色合いです。
優しさ溢れる
オーツ麦が入っているので、まろやかクリ~ミーなテイストを期待しましたが、想像よりもスッキリとしていました。といっても、どちらかというと「くぅーーっ」というよりも「ほっ」って感じ。
ビターは弱めです。
酸味豊か
フィニッシュにふっくらとした酸味があり、柔らかな呑み心地を演出しています。
そこらへんのベルジャンウィートに比べてオレンジピールを強く感じる気がしてきました。柑橘感が心地よいですね、
豊かな酸味もこのせいかもしれないですね。個人的には酸味があまり得意ではないので、もっと抑えめだとありがたかったかな。
甘味もあり魚介と合いそう
温度が上がってくると結構な甘味を感じるようになります。日本酒でいうと吟醸ですね。華やかです。
魚介料理に合うとのことですが、カルパッチョや生牡蠣と合わせてみたいですねえ。三陸のビールですから。だからウミネコなんすね!
最後に
気仙椿の茶葉は、コリアンダーとかと一緒に入れては勿体無いのではないでしょうか。正直、云われてもわかりませんでした。なんに効いてるんかいな?
悪くはないけど、コスパ的にはう~ん、ですかね。