けやきひろば秋のビール祭り2025 レポート#3
国内最大級のクラフトビール祭典2025秋。9/19初日の模様をレポートしてます。
今回は、埼玉県入間市、カルヴァーンブルワリーの1杯です。
前回は福井県のアワーブルーイングをご紹介しました。レビューはこちらをどうぞ。
ブルワリーについて
会場内で一際目立っていたカッチョイイブースデザイン。木目調のテーブルがイカしてますね。
古代ペルシャ語で隊商(キャラバン)を表すCARVAAN(カールヴァーン)が由来のようです。
飯能の南高麗地区を拠点に、自社栽培自然栽培される12種のホップがブルワリーの命。
ハリッサナッツにザータルナッツ、スナック1つとってもお洒落なこと。
ホームタウン飯能にレストランあり
Webサイト見ればよくわかりますが、これがまた見た目からして異空間なのです。
世界の食文化の始まりとされる古代メソポタミアやエジプト文明。これらの地域から食文化が広がり、地中海沿岸の国々で古くから作られ食されてきた地中海・アラビア料理などのエッセンスを取り出した他では食べられないであろうフードを提供されています。
行ってみたい!
タップリスト
ビールだけでなく、クラフトジンもあります。
飯能フレッシュホップIPAが、採れたてのホップを使っていて毎年秋のCARVAANオクトーバーフェストにて開栓されているのだとか。
アンデス山麓のカカオ豆を使ったスタウトや、エジプト産のコリアンダーと飯能産の柚子ピールを使ったベルジャンホワイトなど、どれもこだわりぬいたラインナップですこと。
ビール情報
迷った挙句、注文したのは、こちら。エジプトの地中海に面した町アレキサンドリアのライムピール、スパイスの女王カルダモン、モザイクホップが組み合わさった禁断の1杯です。上品でリッチ
香りは、ライムのようにスッ、、ときているような気もするし、気のせいな感じもする。
ゴールデンエールと書いてますが、色味はペールエールに近く、一般的なゴールデン〜から想像すると明らかに濃いめの味つけです。
出しゃばり過ぎない高貴な立ち回り
実に高貴。スパイシーで、なかなか面白い風味ですね。エキゾチックな語らいとでもいいますか。
酸味が割と強いんですが、柑橘系のありふれたやつと比べて、なんか独特な風味を宿っていて、これがなんだろうか。
ライムが果汁じゃなくてピール(皮)が使われているのがいいんですよ。やり過ぎると安っぽくなりますからね。
多彩なアラビアンフェイス
飲めば飲むほど別の表情になる印象で、クセになるかも。
フルーティでモルティ、スパイシー。テクニシャンですね。目を閉じれば古代の風景が、、すみません、見えませんでした。
しかし、とっても奥深き味わいが魅力的な1杯です。
つづく、、
次は浪速のベルジャンウィットにいきます。