ベトナムビール紀行#10
ベトナム、ホーチミン〜ニャチャンでビールを呑みながら街並みなどを紹介する旅、10回目です。
前回、A&EM Hotelの一階のカフェで気付けのサマーエールをひっかけ、今回はサイゴンで作られるクラフトビールを呑みに向かいます。
ブルワリーの様子
訪れたのは、2016年に開業したEAST WEST BREWING。
ビルに挟まれながらもイエローの屋根が目立ってますね。ホテルやレストラン、ブティックなどが並ぶ繁華街に建ってます。
ブリューパブは2階にあります。
店内の風景
倉庫のような造りで、天井が非常に高いです。インダストリアルで開放的な空間が広がります。
最奥に、特大の釜が幾つも飾られていて圧巻です。
バーエリアに陣取る
クルッと振り返ると小さめの丸テーブルが並んだ少し狭めの空間が繋がってます。
こちらに案内されました。ガラス張りの向こうは大通りに面しています。
バーカウンター。黒板にタップリストが書かれてます。
タップリスト
お待ちかねのラインナップはこちら。まずは定番と思われる4種。
こちらはシーズナルのラインナップ。
最上段は、今回チョイスしたIPAです。以下、重たいボディのトリプルIPAや軽くて苦み穏やかなめのウルトラライトと続きます。
上段はドリアンエール!一番下は、夏場に合いそうなウエストコーストピルスナー。1杯目によさそうですな。
ここはスペシャリティなラインナップ。どちらもコラボレーション作品のようです。
パープル色が特徴のマンゴスチンのゴーセは、ミッケラーとのコラボ!
その下はアメリカのzero state beerってとことコラボしたヘイジーIPAです。
ビール情報
オリジナルビールだけでもなかなかの数ですよね。
迷った末にチョイスしたのがNEIPA Mazing。シーズナルものなので樽生限定、これは日本じゃなかなか飲めんでしょうね。
ニュージーランド産のホップが使用されている模様。
苦み控えめでフレッシュ
IBU35とゆうことで、IPAにしては控えめなビターネス。
ジューシーでヘイジーではありますが、ドライな柑橘テイストも相まって、抑えめなスウィートネスで、軽いリズムで飲み進められます。
2つの製法を組み合わせ
このビールでは、ディップホップ製法とドライホップ製法の組み合わせが行われています。
後者はよく出てきますね。発酵後の貯蔵させるタイミングでホップを投入して、フルーティアロマをより強力化するやつです。その反面、「ミルセン」とゆう少々クセのある香りが残るとゆう欠点があります。
ディップホップは、ドライ〜よりもちょい早い、ビール醸造の発酵中に酵母と一緒にホップを投入することで、上記の欠点を抑え、飲みやすい仕上がりになるとゆうことです。
2012年にKIRINが開発した技法なのだそうですよ。さすが。
穏やか果実
だからか、フルーティフレーバーはありながらも強烈に感じるものではなく、シンプルで穏やかな飲み口を大事にしている感じが伝わってきます。
ちょっとクリーミーなところもあり。松ヤニ系のアーステイストも読み進めてくと感じます。
無濾過だけに、色々と楽しませてくれる味わいでした。
5.5%とちょうどよいボディなので、1杯目に善きかなです。
つづく、、
次回は変わり種、、なんとドリアンの入ったエールです。美味いのか、、?➡️こちら。